共和党有力議員、自宅待機を発表。CPACでコロナウイルス感染者と握手

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テッド・クルーズ上院議員(テキサス州・共和)議員は8日、先月メリーランド州で開催されたCPAC 2020(保守政治活動会議)で、新型コロナウイルスの感染者と「短い会話と、握手を交わした。」と明かした。

クルーズ上院議員は昨夜、感染者と交流したことを知らされた。健康状態について、「現在症状はなく、気分も優れている」と述べた。感染者と握手したのは10日前で、時間は1分以下だったという。医師に相談したところ「平均の潜伏期間が5~6日間で、現在症状がないことから、感染の確率は非常に低いと診断された。」と明かした。
検査については「医師から、症状が現れる前の検査は有効ではなく、CDCの基準に照らし合わせると、自主的な自宅待機は必要ないとアドバイスを受けた。」と述べた。
しかし、「十分な用心のため」「感染者との交流した日から14日間、テキサス州の自宅にとどまることを決意した。」と発表した

クルーズ上院議員と接触した感染者は、昨日陽性が確認されており、現在ニュージャージー州の病院に隔離されている。CPACを主催した米保守連合(ACU)によると、感染者はCPACに参加する前に、すでにウイルスに曝露していたという。

先月26日から29日の間、首都ワシントン郊外のナショナル・ハーバーで行われた恒例のCPACには、トランプ大統領やマイク・ペンス(Mike Pence)副大統領らが出席した。
ACUは、感染者はトランプ氏らが演説を行ったメイン会場は利用していないと発表している。

ACU会長も感染者と握手

ワシントンポストによると、ACUのマット・シュラップ(Matt Schlapp)会長もCPACで、感染者と握手をしたことを認めている。
シュラップ氏は、CPACの最終日にトランプ大統領とステージ上で握手をしている。シュラップ氏が、感染者と握手したタイミングについては明らかとなっていない。

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