次世代エアフォースワンは超音速機? デザインが公開

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カリフォルニアのスタートアップ企業、Exosonicは、将来エアフォースワンとしての使用も可能な超音速機の内部のイメージを明らかにした。CNNが伝えた。

低音響の超音速旅客機の実用化を目指す同社は、昨年9月、70人乗りの商用機を政府高官向けに開発および改良することで、米空軍の大統領・政府高官空輸管理局(PE)と契約を結んだと発表した。

CNNによると、政府専用機の乗客数は31人で、副大統領専用機のコールサイン「エアフォースツー」として主に使用される可能性があるという。

内部には2つの個室と、ビジネスクラスシート20席のメインキャビン、2つの調理室、トイレ2室を設ける。一つ目の個室は3人用のミーティングルームで、空からテレビ会議やプレスへの対応が可能な機能を備える。

2つめの個室は8人用で、シニアスタッフが打ち合わせや休憩することを想定。フラットシートや高さが調整可能なテーブルを設置する。

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エクソニックが開発する超音速機の航続距離は5,000海里で、低音響技術により陸地上空を音速の2倍で飛行することが可能。マッハ1.8はおよそ時速2,222キロメートルで、標準的な長距離商用機の2倍の速さに相当する。同社はCNNに、実用化は2030年中頃を計画していると話している。