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NYに新観光名所「サミットワンバンダービルト」展望台 10月オープン

コロナ禍に収束の兆しが見えはじめ、観光業の需要回復に期待が膨らむ中、ニューヨークのミッドタウンに今秋オープンするガラス張りの体感型展望台「サミット・ワン・バンダービルト」(Summit One Vanderbilt)の概要が明らかになった。施設を運営するオフィス賃貸企業SLグリーン・リアルティ(SL Green Realty Corp)が発表した。

サミットは、地上427メートルの高層ビル「ワン・バンダービルト」の最上階、4フロア分の空間に設けられた展望施設で、総面積は約6000平方メートル。
総工費33億ドルをかけた同建物は、昨年9月に完成。グランドセントラル駅に直結しており、オフィスビルとしてはニューヨーク市内で2番目に高い。

「ワン・バンダービルト」mashupNY

展望台スペースは、アートと自然、デザインを融合させ、感覚を刺激する「イマーシブな空間作り」に焦点を当てているという。オープンは10月21日を予定。

総ガラス張りの外付けエレベーター「アセント」(Ascent)は、息を飲むような光景を眺めながら地上約370mの高さまで上昇する。

SL Green Realty Corp

地上324メートルにある透明のガラス張りのボックス「レビテーション」(Levitation)では、マディソン・アベニューを足元から見下ろすことができ、まるで空中を歩いているかのような感覚を味わえる。

SL Green Realty Corp

アウトドアテラス「ザ・サミット」(The Summit)は、屋外にある展望施設としてはミッドタウンで最高層。風を感じながら飲食ができるバーが設けられる。世界で最も高い位置にある芝生スペースで、自然を感じることができる。

インテリアデザインを手がけたのは、ノルウェーのオスロとニューヨークを拠点とする建築事務所スノヘッタ(Snøhetta)社。光と音、そしてニューヨークを一望する眺めを通じ、旅する感覚を体験できるスペースを演出した。

体感型の設備などイマーシブ・アートの監修は、コンテンツ制作会社ケンゾー・デジタル(Kenzo Digital)手がけた。
同社はこの夏、展望台に設置するインスタレーションを発表する予定だという。質感や光、音、アニメーションなど様々な要素を駆使して五感に働きかけつつ、ニューヨークの既存のイメージを変え、人と自然との関係性を再構築する内容になる予定で、高揚感のある空間を演出する。

SL Green Realty Corp

展望台内の飲食施設は、ユニオンスクエアカフェをはじめ、ニューヨーク市内の人気レストランを数多く手がけているダニーマイヤー氏とパートナーシップを組んだ。バーやカフェ、軽食を販売するキオスクを設置するほか、世界のグルメをニューヨーク風にアレンジし、旅行客と地元住民が楽しめる、ユニークな食事やドリンクを提供する。

環境にも最大限に配慮した設計で、ワン・バンダービルトの建物全体の二酸化炭素排出量は、市内の高層ビルのうち最も低い水準となっている。

サミットには紫外線を利用した最新の殺菌設備や、空気の品質を保つため、最高級の空調フィルターシステムを採用している。

SLグリーン・リアルティの会長兼最高経営責任者、マーク・ホリデイ(Marc Holliday)氏は、「ニューヨーカーも国内外からの旅行客も、何度も訪れたくなる、特別でスリリングな場所」とアピール。観光業の活気を取り戻す原動力の一つになると期待されている。

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