故ブッシュ元大統領の介助犬”サリー”がワシントンD.Cへ最後の付き添い

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11月30日にこの世を去ったジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の介助犬、サリーは3日、主人を納めた棺とともにアンドルーズ空軍基地に到着した。

前日、ブッシュ家の広報を担当するジム・マグラス(Jim McGrath)氏は、「任務完了(mission complete)」のコメントとともに、亡き主人の遺体を納めた棺の前で眠るサリーの様子をツイッターで配信。その様子に心を打たれた多くの人々がコメントを寄せた。写真はサリーの専用インスタグラムアカウントでもシェアされている。

サリーは2歳のラブラドールレトリバーで、名前は2009年に真冬のハドソン川に不時着した民間航空機のパイロット、チェスリー・“サリー”・サレンバーガー氏から取られた。不時着事故では、155人の乗客すべてが奇跡的に助かり、その生還劇は2016年に『ハドソン川の奇跡』(原題”SULLY”)として映画化されている。

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サリーは、退役軍人や障害を持つ救助隊員に介助犬を提供する”America’s VetDogs”で訓練を受け、今年の6月から元大統領の介助を務めてきた。パーキンソン病のため、近年は車椅子の生活を送っていたブッシュ元大統領に連れ添い、支えてきた。サリーのインスタグラムには、ブッシュ元大統領との様々な思い出がシェアされている。

ヒューストンのテレビ局、KTRKによると、葬儀の後、サリーはベセスダにあるウォルター・リード陸軍医療センターで、ファシリティドッグ・プログラムに参加するという。