ニューヨーク地下鉄(MTA)は、6月8日より3週間、乗客が無料で電子本にアクセスできるサービス「Subway Library(サブウェイ・ライブラリー)」を開始した。
乗客は、地下鉄構内にいる間、MTAの無料WiFiサービスに接続し、SubwayLibrary.comの本をダウンロードして読むことができる。本を読むには、ニューヨーク・パブリック・ライブラリー(NYPL)のオンラインブック読書用アプリ「SimplyE」が必要となる。
ダウンロードが可能な本は、ニューヨークに関する本、実話、スリラー、クラッシックなどのカテゴリーの他、大人から子供向けまで、数多くのタイトルが用意されている。
ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事は、「サブウェイ・ライブラリーは、通勤や通学の間に読書をすることを推奨し、新しい世界を体験することのできるサービス」と語り、「また、地下鉄で無料のWi-Fiサービスへの認知にも繋がります」と語った。
また、NYPLの代表を務めるトニー・マークス(Tony Marx)氏は、「私たちは、すべての人が、情報にアクセスし、知識を得ることができることを目指しています。今回、MTAとパートナーシップを組めたことを嬉しく思っています。」と述べ、NYPLのオンラインブック読書用アプリ「SimplyE」を、より多くの人が利用してくれることに期待を述べた。
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特別車両「ライブラリー・トレイン」
今回のキャンペーンのプロモーションで、図書館仕様にデコレーションしたライブラリー・トレイン(Library Train)も登場した。昨年大規模なリノベーションを終え、話題となった、42丁目NYPLのローズ・メイン・リーディング・ルームをモチーフとした電車は、本棚や美しい天井の装飾が施されている。
電車は、EとFラインの6thアベニューと8thアベニュー間を通過する。
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また、Amazon Kindle Voyagesや、NYPLグッズが入ったトートバッグなどの景品が当たるキャンペーンも実施中。キャンペーンのポスターや、ライブラリー・トレインの近くで写真を撮って、ツイッターやインスタグラム上に、#SubwayLibrary、@TWWiFi のタグをつけて投稿することで応募が可能。
公式サイト:SubwayLibrary.com
期間:6月8日より3週間