NY地下鉄の火災で、運転士死亡。刑事事件として捜査

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ハーレムの地下鉄構内で27日早朝、火災が発生し、乗客の救助にあたった運転士1人が死亡、9人が負傷した。当局は、刑事事件として捜査を行っていることを明らかにした。

会見を行ったブライアン・マクギー(Brian McGee)警察署長代理によると、火災は午前3時ごろ、2トレインの110ストリートセントラルパークノース(110th Street Central Park North)駅で発生した。電車がホームに停車した際、MTA職員が一つの車両から煙と火が出ているのを発見した。

NYCトランジットのサラ・ファインバーグ(Sarah Feinberg)暫定プレジデントは、乗客は職員が安全に避難させたと語った。

交通労働組合は、死亡した運転士はブルックリン在住のガレット・グローブ(Garrett Goble)さん(36)と発表。MTAで6年間勤務しており、生後5カ月を含む2人の子供がいる。駆けつけた救急隊員は、線路で倒れていたグローブさんを発見し、マウント・サイナイ病院に搬送したが、死亡が確認された。

火災は110ストリートのほか、86駅、96駅のプラットフォームや、116駅の路上で報告が寄せられている。マクギー警察署長代理は、刑事事件として捜査を行っていると明かした。

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CBSニューヨークによると、消防保安官が、1人の重要参考人に事情聴取を行っているという。