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スティーブン・セガール モスクワで誕生パーティー?プーチン支持者に「みんな愛している」

ロシアのウクライナに対する残虐行為への国際的な非難が高まる中、「沈黙シリーズ」でおなじみのハリウッド俳優、スティーブン・セガールは10日、モスクワで開かれたパーティーに参加し、プーチン大統領の支持者らと親交を深めたという。

英紙インディペンデントによると、パーティーはセガールの70歳の誕生日を祝してレストランで催されたもので、参加者には、EUの制裁対象に指定されているロシア国営放送のホストや、ジャーナリストらも出席していた。

パーティーで撮影されたとされる動画がSNSに出回っており、セガールが参加者を前に、通訳を介して、「みなさん1人1人が私の家族であり、友人だ」「みなさんを愛している。私たちは楽しい時も、つらい時も一緒だ」と語りかける様子が撮影されている。

プーチン大統領との親交

セガールは、格闘技を通じてプーチンとの親交を深め、2016年に、ロシアとセルビアの市民権を与えられている。2018年には、文化、芸術などを通して、人道分野におけるロシアとアメリカの関係を発展させる役目として、ロシアの対米人道特使に任命された。2021年、プーチン寄りの政党「公正ロシア・真実のために(公正ロシア)」に加入したと報じられている。

ロシアの市民権を得た際、プーチン大統領から直接パスポートを渡されたと伝えられている。この後、ウクライナはセガールを「社会的に危険な行為をしている」として、入国禁止対象に指定した。

過去、プーチン大統領を「世界最高の指導者」と称えていたほか、クリミア半島にある都市セバストポリで開催されたバイカーショーで、親ロシア派の分離主義者らを前にコンサートを行ったこともあるという。

ロシアが侵攻を開始してまもない2月28日、「Fox News Degital」のインタビューで「私は両国(ロシアとウクライナ)とも一つの家族だと見ていて、外部の組織が、両国を対立させるためにプロパガンダに巨費を投じていると、心底考えている」「両国が前向きで、平和的な解決に達し、私たちが平和に共生し、繁栄できることを祈っている」と話していた。

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