「シャーデンフロイデ」とは? トランプ氏のコロナ感染で、検索数が3万パーセント増加

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Albert H. Teich / Shutterstock.com

2日未明、トランプ大統領が新型コロナ検査の陽性反応を公表した後、「Schadenfreude」(シャーデンフロイデ)というワードの検索数が、30,500%増加したという。辞書の出版社メリアムウェブスター社が発表した。

USA Todayは同日、記事の見出しで「トランプ大統領の感染は、世界中から同情と幾分かのシャーデンフロイデを引き起こした」と報じた。またシカゴトリビューンは文中で、各国のリーダーの反応として「共感と懸念、明らかなシャーデンフロイデを表明」と記述した。

メリアムウェブスターによると、シャーデンフロイデとは「他人のトラブルによって得られる楽しみ」という意味で、ドイツ語のschaden(損害)とfreude(喜び)に由来する。

トランプ氏が新型コロナを過小評価し、不適切な治療方法を流布し続けたことから、SNSには自業自得だとして批判や嘲笑するコメントも寄せられた。
なおツイッター社はトランプ氏の感染報告後、「死亡、深刻な身体的危害、致死的疾患」を願うツイートをしないようユーザーに注意を促し、該当する投稿は削除すると警告している。

その後もトランプ氏に近い人々からの感染報告が相次いでいる。ケリーアン・コンウェイ元大統領上級顧問が陽性を公表した際、SNSには「シャーデンフロイデ航空をご利用いただき、誠にありがとうございます」などと揶揄するメッセージも投稿された。

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なおトランプ氏は2日にウォルター・リード病院に入院。5日に退院し、ホワイトハウスへと戻った。