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サウジ記者殺害事件 米CIA 皇太子による命令と断定

イスタンブールにあるサウジ総領事館で、ワシントンポストのコラムニストでサウジ国籍のジャーナリストのジャマル・カショギ氏が殺害された事件について、米中央情報局(CIA)は、カショギ氏の殺害がムハンマド・ビン・サルマン皇太子の指示によるものであると断定した。ワシントンポスト紙が関係者の話として報じた。

CIAの結論は、皇太子の弟、ハリド王子とカショギ氏の通話記録など、複数の諜報活動がもとになっているという。駐米大使のハリド王子は、トルコ人女性のハティス・チェンギスさん(Hatice Cengiz)との結婚を予定していたカショギ氏に対し、結婚に関する書類を得るために、安全を保証の上、イスタンブルールのサウジ総領事館の訪問を促したという。

諜報機関が傍受した通話に詳しい人物によると、ハリド氏が通話時点において、総領事館内で殺害が計画されていることを知っていたかどうかは不明だが、電話が皇太子の指示によるものであったと述べているという。

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報道を受け、ワシントンD.C.のサウジ駐米大使館は16日、声明を発表し、通話の存在を否定した。ハリド氏とカショギ氏は2017年9月に面会し、その後10月26日までテキストメッセージのやりとりがあったが、電話による会話はこれまでになかったと断言。CIAの結論を間違いであるとし、通話記録や携帯メッセージの公開を歓迎すると述べた。

カショギ氏殺害に関し、サウジ政府による説明はこれまで二転三転している。当初、サウジ政府は疑惑そのものを否定し、総領事館に到着後間も無く建物を後にしたと主張。10月14日の声明では「経済制裁、政治的圧力、濡れ衣など、いかなる脅威や試みを完全に拒否する」「いかなる行動に対しても、さらに強い行動で返す」と対抗措置を取る構えを示していた。しかし10月20日に、カショギ氏は総領事館内にいた18名の人物との喧嘩により死亡したと発表。カショギ氏の帰国について、話し合いが要求通りに進まなかったことから、口論と喧嘩へと発展したとし、18名の容疑者を逮捕した。

殺害の偶発性を装うサウジ政府に対する国際的な疑念が高まる中、25日になると、容疑者らに計画性があったことを認めた。さらに今週15日、サウジ検察は、21人の身柄を拘束したことを発表。その中の11名を起訴し、5人の容疑者に対しては、死刑を求めることを明らかにした。

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