塩振りおじさん「ソルトベイ」独裁者をもてなして大炎上

ソルトベイの愛称で知られる塩振りスターシェフ、ヌスレット・ギョクチェ氏(Nusret Gökçe)がインスタグラムにシェアした動画に非難が集中し、話題となっている。

動画は、ベネゼエラのニコラス・マドゥロ大統領と妻のシリア夫人がギョクチェ氏のイスタンブールにあるレストランに訪れた際に撮影された。動画では、シリア夫人の隣でギョクチェ氏が腰をふりふり、得意げにステーキをさばく様子が映されている。別のショットでは、ギョクチェ氏の塩振りポーズをプリントしたTシャツを、優雅に葉巻をたしなむ大統領にプレゼントしている。

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経済破綻の危機に直面するベネズエラでは、食糧難が加速し、2017年の国民の平均体重は10kg以上減少したという調査結果も報告されている。NYタイムズ紙によると、このラム肉は、ギョクチェ氏のマンハッタン店では250ドルで提供されているという。

さらに、この様子を知った、マルコ・ルビオ上院議員(共和 フロリダ)がツイッターで批判したことで、非難に拍車がかかった。


「この変な#Saltbaeのことは知らないが、この男が自慢げにもてなしているのは、ベネズエラの大統領なんかではないぞ。国民の30%が1日一食に耐え、赤ん坊が栄養失調に苦しむ国を支配する太り過ぎの独裁者だ。」

ルビオ議員はさらに、「独裁者のニコラス・マドゥロを深く敬愛するこの男は、実のところマイアミにステーキハウスを所有している。」とソルトベイのマイアミに所有するレストランをつきとめ、有権者に向かって連絡先を公開した。

反対派指導者で国外に亡命しているフリオ・ボルヘス(Julio Borges)は「ベネズエラの国民が苦しみ、餓死する中、マドゥロとシリアは国民から盗み取った金で世界で最も高級なレストランの食事を楽しんでいる。」と非難声明を発表。

現在、インタスタグラムのオリジナル動画は取り下げられたほか、口コミサイト、マイアミ店のYelpページなどでは、低評価が殺到し、現在は閉鎖されている。

マイアミ・ヘラルドによると国際政治がらみで炎上するのは、ソルトベイにとって初めてではない。キューバの最高指導者のフィデル・カストロ氏の死亡から4日後、葉巻を片手にカストロ風のポーズをとる姿をインスタグラムに公開し、物議を醸していた。

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