ウクライナに駐留するロシア兵らは、老朽化した兵器で闘わされていることに不満を募らせているという。
イギリス国防省が3日に報告したもので、兵士らは歩兵戦闘車を「アルミ缶」と呼ぶなど、けなしているという。
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 03 November 2022
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) November 3, 2022
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機種を特定していないが、同省は、ロシアがここ数週間で、ベラルーシの備蓄に頼り、追加で少なくとも100台の戦車と歩兵戦闘車を調達した可能性があるとしている。
ベラルーシの独立メディア「Belaruski Hajun」は1日、ウクライナの東部ルハンシク向けに、BMP-2歩兵戦闘車20台がベラルーシからロシアに引き渡されたと伝えた。車両を乗せた列車は21日にウレチエ駅を出発し、24日にロシアのベルゴロド州にあるヴォロコノフカ駅に到着している。
The Lukashenka regime handed over 20 more BMP-2 to Russia: the equipment went towards Luhansk.@belzhd_live reports that on October 21, 2022 the 7th group of flatcars with military equipment of the Belarusian Armed Forces removed from storage departed from Urechcha station.
— Belarusian Hajun project (@MotolkoHelp) November 1, 2022
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同メディアは、BMP-2に加えて、これまでにベラルーシからロシアに渡った兵器には94台のT-72A、36台から44台のウラルトラックがあるとしている。
BMP-2は、ソビエトが1970年台初頭に開発をはじめた戦闘車で、1974年にプロトタイプが完成、1982年にはじめて公開されたという。その後大量生産され、ソ連軍だけで推計2万台を受け取ったとされる。チェコスロバキアとインドでライセンス生産され、ブルガリアでも基本的に同様の車両が生産されたという。
ウクライナ軍の11月4日の発表によれば、2月24日以降、ロシア軍は戦車2,750台、装甲車両5,580台を失っている。