ルディ・ジュリアーニ氏快挙?ラジー賞で2冠達成

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アカデミー賞に先駆けて発表されたラジー賞ことゴールデン・ラズベリー賞2021で、トランプ前大統領の弁護士、ルディ・ジュリアーニ氏が見事2冠を達成した。

ラジー賞は、その年の最低映画に贈られる賞。ジュリアーニ氏は、カメオ出演したモキュメンタリー映画『ボラット』の続編『続ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(Borat Subsequent Moviefilm)で、最低助演男優賞と最低スクリーンコンボ賞に輝いた。

同作は、今年のゴールデン・グローブ賞で映画部門のコメディー・ミュージカル作品賞を獲得したほか、カザフスタンの架空のジャーナリスト、ボラット・サグディエフを演じたサシャ・バロン・コーエン氏が主演男優賞に輝いた。

ジュリアーニ氏は、TVジャーナリストのふりをしたボラットの娘Tutarとのインタビューシーンに登場する。ニューヨークのホテルでインタビューに答えたジュリアーニ氏は、Tutarと隣のベッドルームに移動。そこでベッドに寝そべって、ズボンに手を入れるシーンが隠しカメラに収められた。ここでボラットが部屋に突入し騒ぎ立てると、ジュリアーニ氏は不審な表情を浮かべて部屋を後にした。

最低スクリーンコンボ賞は、ジュリアーニ氏とズボンのジッパーに贈られた。

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なおジュリアーニ氏は昨年、Page Sixの取材に、ビキニ姿で部屋に飛び込んできたボラットをコーエン氏だとわからずに「詐欺やたかり」だと思ったと述べ、警察に通報したと明かしている。

今年はさらに、もう1人の著名なトランプサポーター、マイピローのマイク・リンデル最高経営責任者も2冠に輝いた。リンデル氏は、選挙不正の証拠を示すと謳った陰謀論ビデオ「アブソルート・プルーフ」で最低作品賞と最低主演男優賞を獲得した。