「移民の負け犬」スムージー店で暴言 金融エリート社員が払った”代償”

NYPD crime
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注文したスムージーに、アレルギー物質が混入していたことに腹を立て、店に怒鳴り込んだ挙句、差別発言をした男が、逮捕・起訴された。

逮捕・起訴されたのは、大手金融会社メルリンチに務めるジェームズ・イアンナッゾ(James Iannazzo)被告(48)。偏見に基づく脅迫、および治安妨害、不法侵入罪で起訴された。

地元警察の発表によると、イアンナッゾ被告は22日午後1時過ぎ、コネチカット州フェアフィールドにある「Robeks」を訪れ、スムージーを持ち帰った。しかし、これを飲んだ息子がアレルギー反応を起こし、救急車で病院に搬送される騒ぎとなった。

救急隊への通報からほどなくして、イアンナッゾ被告は、店を再び訪問。アレルギー反応の原因となった、ピーナッツバター入りのスムージーを作った店員を出すよう、大声を立てた。

「わからない」と答える店員らに苛立ったイアンナッゾ被告は、繰り返し暴言を吐いた挙句、スムージーを投げつけるなど、怒りがエスカレート。店員との激しい言い争いに発展した。さらに、在留資格に言及するなど、人種差別的な発言したほか、度重なる退店の求めを無視して、鍵がかかった従業員専用の部屋に、押し入ろうとした。

通報を受けた警察官が店に到着した際、既に店を去っていたが、後に警察署に自ら出頭した。

警察の調べに、息子が重いアレルギー反応を起こしたことから憤慨し、店に戻ったと供述したという。

一方、従業員らは警察に、注文の際にピーナッツアレルギーについて知らされず、ただピーナッツバターを入れないよう、要求されただけだったと、説明しているという。

▼TikTokに投稿されたビデオには、イアンナッゾ被告が女性従業員に飲み物を投げつけた挙句、「黙れ」「バカで無教養の高校生」「移民のルーザー」などと罵倒し、店員と激しく言い争う様子が撮影されている。

ニューヨークポスト紙によると、イアンナッゾ被告は、1995年から大手金融機関メリルリンチに務めており、管理職についていた。

同社は23日、「われわれの企業は、このような行為を容認しない」として声明を発表。イアンナッゾ被告を、解雇したことを明らかにした。

NBCニューヨークによると、フォーブスの「コネチカット州資産管理アドバイザー」リストの24位にランキングされていた。

ネットでは「男性版カレン」、「自分も子供がいるから気持ちは分かるけど、暴力は許されない」といったコメントに加え、「そんなにアレルギー症状が重いなら、家で作ればいい」「クロスコンタミネーション(2次汚染)の可能性もあるから、店で購入した食べ物は子供には与えない」など、購入行為そのものを問題視する声も寄せられている。