12日に開催されたアメフトの頂点を決める「第57回スーパーボウル」のハーフタイムショーで、7年ぶりとなるステージ復帰を果たした歌姫リアーナ。期待を裏切らないヒットソングメドレーに、大勢のファンから称賛の声が上がったが、その一方で、パフォーマンスが卑猥だといった苦情が相次いだ。
エンタメサイトTMZが、放送事業を規制する連邦通信委員会(FCC)に寄せられた103件の苦情を取り寄せたところ、ほとんどすべてがハーフタイムショーに関連するもので、歌詞や振り付けが性的すぎるといった怒りの声や、中にはポルノと比較する苦情もあったという。
同サイトが紹介した内容によると、あるカリフォルニアの視聴者は、「子供をポルノにさらすべきではないし、大人としても見たくない」と憤慨。「良識はどこへいった?他人や自分自身に対する尊敬はどこにいったんだ」と不満を示した。
“Work, work, work, work, work, work”https://t.co/iRY2u9XTDI@Rihanna@AppleMusic Super Bowl LVII Halftime Show@NFL@NFLonFOX#SBLVII#Rihanna pic.twitter.com/POpz7REuJr
— Roc Nation (@RocNation) February 14, 2023
ユタ州の視聴者は「ポルノ的な内容で、テレビを消さねばならないほど卑猥だった」と報告した。
同日第2子の妊娠を発表したリアーナは、激しく踊ることはなかったが、不満の声はバックダンサーたちにも向けられ、「明らかに不快で、子供にとって完全に不適切」といった声も寄せられた。
リアーナの動きにも苦情があり「尻をおっ広げた」「パンツのあそこを3回も擦り付けた」などといったコメントもあったという。
ただし、こうした声も伝説のジャネット・ジャクソンの「胸ぽろり」事件に比べれば、雑音のようなものだろう。
2004年のハーフタイムショーでは、共演者のジャスティン・ティンバーレイクが、歌の最後を、ジャネット・ジャクソンの衣装の一部を引き剥がすパフォーマンスで決めようとしたところ、下着が一緒に剥がれてしまい、片方の胸のほとんどがあらわになった。さすがにこれには苦情が殺到。その数は54万件に上ったという。