70%の共和党員 2020大統領選は「自由かつ公正でない」

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The POLITICO/Morning Consultが実施した世論調査で、70%以上の共和党員が、2020年の大統領選挙は自由かつ公正ではないと回答するなど、共和党員の選挙制度への信頼が低下したことが分かった。

調査は、米国の選挙制度に対する信頼性を測定するためのプロジェクトで、11月6日から9日の間、全国の1,987人の登録有権者に実施された。誤差幅はプラスマイナス2パーセント。

70%の共和党員が「明らかに」(48%)または「おそらく」(22%)自由かつ公正でないと回答した。選挙直前の調査では、57%の共和党員が自由かつ公正な選挙を期待すると回答していた。一方、民主党員の90%は、自由かつ公正な選挙だったと回答した。
なおトランプ氏がヒラリー氏に勝利した2016年の大統領選では、73%の共和党員が自由かつ公正だったと回答。民主党員は39%だった。

Morning Consult

共和党員でペンシルベニア州の選挙結果が信頼できると回答したのは、23%だった。またアリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ウィスコンシンの激戦州に関して、信頼できると回答したのは10人に3人だった。

米国の選挙制度について、信頼できると回答した共和党員の割合は、選挙前は68%だったが、選挙後は34%に下降した。一方で民主党員は66%から78%に上昇した。

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選挙は自由かつ公正でないと回答した人のうち、78%が郵便投票が広範な不正投票を引き起こしたと考えていることが分かった(共和党員のみだと84%)。また72%が投票用紙の改ざん、51%がメディアによる候補者の不平等な扱いを理由に挙げた。

選挙結果に関して、63%の有権者(民主党員75%、共和党員45%)は、選挙結果は覆る可能性は低いと回答している。