レジールーカスさんが死去 マイルスバンドのギタリストでマドンナのプロデューサー

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Reggie Lucas
Reggie Lucas (Courtesy of Lisa Lucas)

ジャズギタリストで音楽プロデューサーとして活躍したレジー・ルーカスさん(Reggie Lucas 65)が、19日の朝に死亡した。訃報は、娘のリサ・ルーカスさん(Lisa Lucas)がツイッターを通じて発表している。

レジー・ルーカスさんは、1972年、18歳でマイルス・デイビス・エレクトリックバンドにギタリストとして参加。ライブアルバム「ダーク・メイガス(Dark Magus)」「パンゲア(Pangaea)」「アガルタ(Agharta)」や、この時期のトラックを集めた「ゲット・アップ・ウィズ・イット」に演奏が収録されている。また、バンドに参加していた、ジェームズ・エムトゥーメ(James Mtume)と出会い、後に Mtume with Lucasとして、音楽制作活動を行なっていくこととなる。

マイルスバンドの後、音楽制作に軸足を徐々に移し、ロバータ・フラックに提供した、エムトゥーメとの共作「私の気持ち(The Closer I Get to You)」など、ヒット曲を制作した。また、ステファニーミルズ(Stephanie Mills)に提供した「Never Knew Love Like This Before」は、1981年のグラミーで、最優秀リズム・アンド・ブルース楽曲賞を受賞。1983年のマドンナのデビューアルバム「Madonna」では、収録曲の多くをプロデュースし、「ボーダーライン(Borderline)」や「フィジカル・アトラクション(Physical Attraction)」の作曲も手がけた。

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