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麻薬王「エル・チャポ」若き妻と恋に落ちたワケ

麻薬王の心をつかんだのは、「母の味」だった?

25日発売予定の新著「Emma and the Other Narco Women」には、麻薬王エル・チャポことホアキン・グスマン(64)の妻エマ・コロネル・アイスプロ(32)や大物らの妻、愛人、母親にまつわる話など、メキシコ犯罪組織の裏側が描かれているという。ニューヨークポスト紙が伝えた。

メキシコ最大の麻薬密売組織シナロア・カルテルを率いたグスマンは、2017年に米国に身柄を引き渡され、2019年に有罪が確定。終身刑となり、現在、コロラド州にある最高警備レベルの連邦刑務所に収監されている。妻コロネルも、麻薬密輸に関わったとして有罪となり、昨年11月に禁錮3年の実刑を言い渡された。

グスマンは1993年に初めて収監された際、刑務所で出された「エンチラーダ・スイサス」が故郷シナロアのスタイルで、おふくろの味だったことから、調理人と恋に落ちたことがあったという。

コロネルは、ふるさとのドゥランゴ州でグスマンとデートした際、エンチラーダをふるまい、この後に2人の結婚が決まったという。

2人の出会いは2007年。地元ビューティーコンテストへのコロネルの出場を祝うパーティーに、グスマンが、武装した仲間が乗った200台のスクーターと飛行機6機で電撃訪問したと伝えられている。コロネルはこの年のコンテストで優勝。2年後、18歳で麻薬王と結婚し、2011年に双子の女児をもうけた。

コロネルは著者、アナベル・ヘルナンデスの取材に、つき合った当初、グスマンが泣く子も黙る麻薬カルテルのボスだと知らず、「豪華なプレゼント」を贈られたこともないと明かした。「ありのままの姿で人々を魅了し、気取る様子もなかった。普通の人のように振る舞っていた」と語っている。

地元でダンスに出かけるなどして、親交を深めていった2人。「踊ったり話したり」楽しんでいたそんなある日のこと、腕によりをかけて作ったエンチラーダが麻薬王の胃袋をつかむことになった。

ヘルナンデス氏は「エル・チャポは、女性たちの中に母親を探そうとしていたのかもしれない」と分析している。

貧しい家庭の6人兄弟の長男として育ったグスマンは、7歳で学校をやめ、父親と一緒にマリファナ畑の仕事をするなどして家族を支えたという。母親は専業主婦だった。

93歳になるグスマンの母親、マリア・コンスエロ・ロエラ・ペレスは、今も息子想いであることに変わりはない。

2019年、ブルックリンの拘置所にいる息子に面会にするため、人道的ビザの発給を受けた際、メキシコ人記者らに「彼はエンチラーダが大好きなの」と話し、好物の差し入れを希望したという。

2020年には、米国への身柄を引き渡しは違法だったとして、メキシコ大統領に息子を故郷に連れ戻すよう呼びかけた。

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