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議事堂乱入は「神を呼びもどすため」Qアノンシャーマンが初インタビュー

「Qアノン・シャーマン」ことジェイコブ・アンソニー・チャンスリー(元ジェイク・アンジェリ)被告(33)が逮捕後初めて、収監中の施設からメディアの取材に答えた。

熱心なトランプ支持者だったチャンスリー被告は1月6日、角がついた毛皮の帽子を被り、トリコカラーのフェイスペイント、上半身裸にタトゥーといった出で立ちで、選挙結果の認定を阻止しようとする他の犯人らとともに、議事堂に押し入った。

議員らが退避した後、上院の議場に侵入し、ガッツボーズをする姿などが、多くのメディアで取り上げられ、話題になった。

「60 Minutes+」の取材で、6日の行動をどのように考えているかを聞かれると、チャンスリー被告は「私の行動は、国家に対する攻撃ではなかった。これはまったくの間違いだ」と主張。「歌を歌った。これはシャーマニズムの一部だ。神聖なる議場にポジティブなバイブを生み出すためだ」と話した。

さらに「私は物を盗んだり、破壊するのをやめさせもした。神聖なる上院だ。いいかい、実際に、誰かが休憩室からマフィンを盗むのをやめさせたんだ」と述べ、「神聖なる議場で祈祷もした。神性を呼び込んで、上院に神を連れ戻すのが私の意図だったからね」と語った。

チャンスリー被告は、議事堂内で星条旗を結びつけた長い槍を手にしていた。ペンス副大統領の席に座り、記念撮影し、「もはや時間の問題だ。裁きが下される」と書いたメモを残していた。

「神聖なる議場」と呼ぶところに、あなたは入場を法的に許可されていなかったのだけど、と指摘をうけると、「これは非常に深く後悔している点だ」と述べつつ、「我々は警察官に招き入れられたと考えていた」と反論した。

また「私は自分を国家を愛するものだと考えており、憲法の信奉者だと思っている。真実を、設立の原理を信仰するものだと考えている。神を信じる者だと考えている」と話した。

トランプ前大統領を支持するようになった理由について「メディアが彼を取り上げて、エスタブリッシュメントが不必要に、不公平に彼を追い詰めているように見えており、多くの同情を感じていた。私は学校でも家でも、人生を通じてこういったことすべての犠牲となってきた。だから多くの点で、彼が経験した多くのネガティブな事柄に自分を重ね合わせていた」と話した。

今も忠誠心があるかと聞かれると「彼が憲法を大切にしていて、アメリカ人を大事にしていると信じている」と述べる一方、「だからこそ、自分と他の人々が恩赦を得られなかったことに深く傷ついており、大きく失望している」と加えた。

チャンスリー氏の代理人は、トランプ氏が退任する以前、チャンスリー氏はトランプ氏のメッセージに従ったに過ぎないと述べ、恩赦を与えるようメディアを通じて訴えていた。

オーガニック主義のチャンスリー氏は、首都ワシントンの施設に移送後、食事を9日間取っていないことが判明。弁護人が信教の自由に基づいてオーガニックの食事を提供するよう求めた後、食事の提供が可能なバージニア州アレクサンドリアの拘置所に移送された。

オーガニック食品が提供されることになったものの、弁護人は消化器官の懸念を理由に改めて保釈を求めた。

これに対して、検察は今週、裁判所に提出した資料で、ペンス氏に書き残したメモや議事堂内で武器を振り回したことを示し、地域社会にとって危険だと主張した。金曜日に、保釈に関する審理が行われると報じられている。

上院議場に侵入するQシャーマン(6分18秒)

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