もう秋?パンプキンスパイスシーズンがすでに本番

非公式ながら夏の終わりとされる9月4日のレイバーデーを前に、飲食・小売業界では、各社が早々にパンプキンフレイバー製品を投入。拡大する市場のパイを取り込もうとしのぎを削っている。

スターバックスは昨年より一週間早い24日に「PSL」ことパンプキン・スパイス・ラテを復活させた。さらに今年は「アイス・パンプキン・チャイ・ティー・ラテ」を初めて投入した。

ダンキンは一足早く16日に「パンプキン・シグニチャー・ラテ」や「ナッツ入りパンプキンコーヒー」をスタート。競合のドーナツチェーン、クリスピー・クリームは夏真っ盛りの7日からパンプキンフレーバーのドーナツとドリンクの提供を開始した。

セブン‐イレブンにいたっては8月1日からパンプキン・スパイス・ラテの販売を開始している。

コーヒー以外にも、米ビールの人気ブランド、サミエルアダムスは1日から「サミエル・アダムス・ジャックーO」と「サミエル・アダムス・オクトーバー・フェスト」といった秋がテーマの商品を投入し、サプリブランドのオルゲインは9日に「パンプキン・スパイス・プロテイン・パウダー」をリリースした。IHopは28日から全国で「パンプキン・スパイス・パンケーキ」の販売を開始している。

パンプキンフレーバー製品のリリース日は年々早まっているとされ、こうした現象を「パンプキン・クリープ」と呼ぶのだという。

USA Today がマーケティング調査会社のニールセンIQの分析をもとに伝えたところでは、消費者がパンプキンフレーバー製品に費やす金額は過去5年間で5億6360万ドル(約820億円)から8億250万ドル(約1170億円)に拡大した。今年の7月29日を最終日とする52週間の売り上げは、昨年から15%増加したという。

ただし人気に減速の兆しも見え始めている。

ニールセンIQによるデータでは、実際にパンプキンフレーバー製品を購入した回数は、前年から1.5%ダウンしている。シカゴの調査会社サカーナによる調査では、今年6月までの12か月間で消費者が購入した回数は4.5回で、前年の4.8回から6.3%減少したことがわかった。

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