極右団体「プラウドボーイズ」トランプ氏の発言を歓迎、米大統領討論会

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29日に行われた大統領テレビ討論会で、トランプ大統領が白人至上主義団体に対する直接の糾弾を避けたことを受け、極右団体プラウドボーイズ(Proud Boys)は、トランプ氏の発言の一部を使用したロゴをシェアするなどして、歓迎を示した。

討論会では、司会のクリス・ウォレス氏がトランプ氏に、この場で、白人至上主義や民兵グループを非難し、抗議デモと衝突して暴力を起こさないよう、身を引くように求めることができるかと質問。

これに対してトランプ氏は「すべては左翼がやっていることだと思う」と反論。

批判の矛先を変えようするトランプ氏に、バイデン氏が「言ってみろ」と挑発すると、「プラウド・ボーイよ、身を引いて待機しておけ」と述べ、直接的な非難を避けた。

バイデン前副大統領は「これがドナルド・トランプのアメリカなのだ」と投稿した。

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8月、黒人男性が警察官から背後から銃撃される事件があったウィスコンシン州ケノーシャで、民兵の17歳の白人の少年が、ブラック・ライブズ・マターのプロテスター2人を射殺、1人を負傷させる事件があった。事件に関して、トランプ大統領は、銃撃は自衛行為と少年を擁護する発言をしていた。

また先日、ブラック・ライブズ・マター抗議デモが続くポートランドで、白人至上主義団体のプラウドボーイズが集会を計画。これに対してケイト・ブラウン州知事が緊急事態を宣言する出来事があった。