「なぜ称号を放棄しないのか？」ヘンリー王子に米司会者が直球質問

回顧録「スペア」の発売を前に、ヘンリー王子は、米国のゴールデンタイムに放送されたインタビュー番組に出演。司会者から称号についてストレートな質問を受けた。

CBSの番組「60 ミニッツ」で司会を務めるアンダーソン・クーパーが、王室批判を展開するヘンリー王子に「なぜ公爵夫妻の称号を放棄しないのか」と尋ねられると、「それで、どのような違いが生じるのか？」と直接的な回答を避けた。

“The family motto is never complain, never explain. But it’s just a motto.”
Prince Harry told 60 Minutes that rather than leaking or planting stories with the press, he wants people to hear directly from him. https://t.co/3Rp651Zv4y pic.twitter.com/G6eXualjI7

— 60 Minutes (@60Minutes) January 9, 2023

夫妻は現在、王室との取り決めで「殿下・妃殿下」（HRH）の敬称は使用していないが、「サセックス公爵夫妻」の名のもと、米国民に大統領選への投票を呼びかけたり、育児有給休暇の法制化を求めて、ロビー活動を行ったりしていることから、英王室による内政干渉にあたると、国内の議員から批判する声が上がっている。

番組後半でヘンリー王子は、今後英国に戻り、王室メンバーとして活動する計画はないと明らかにしたが、称号を保持する理由について、具体的な説明はなかった。

なお、英紙タイムズとYouGovが昨年12月後半に実施した最新の世論調査では、44%の英国民がヘンリー王子の称号を剥奪すべきだと回答している。