アンドルー王子は「セックス中毒」、元愛人ら暴露本で証言

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英国王室やスターのスキャンダルの裏側に迫る暴露本『Sex, Lies and Dirty Money by the World’s Powerful Elite(世界の権力者のセックスと嘘とダーティーマネー)』の著者、イアン・ハルペリン(Ian Halperin)氏はPage Sixに対して、英国王室のヨーク公アンドルー王子の元愛人らが、王子は「セックス中毒」「限界がない」など、様々な証言をしたと語った。

同書では、故ジェフリー・エプスタイン被告と親交のあったアンドルー王子を取り上げている。ハルペリン氏は、エプスタイン氏の紹介でアンドルー王子と知り合った十数名の元交際相手に聞き取りを行なったという。

同氏は「ほとんどの女性はアンドルーを完璧な紳士として描いており、彼女たちは、それは合意の上でのことだったと話している」と語った。1人の女性は「王子が極めて大胆な恋人で、ベッドでは限界がなかった」と打ち明けたという。この女性は「アンドルーは寝室で私の世界を変えてくれたけど、その後二度と彼からの連絡はなく、失望した」と話したという。

元愛人の1人は、アンドルー王子が常にチャールズ皇太子の2番手だったためにセックス中毒になったと話した。この女性によると、アンドルー王子は自分と兄の関係を、ウィリアム王子とハリー王子との関係に例えていたという。ウィリアム王子はチャールズ皇太子と同様、王室の器として見られていたが、自身とハリー王子は問題児で、これがプレイボーイの道に進むことになった。注目されることがなかったことで、美しい女性たちをベッドに連れて行くことが、彼を特別な気分にさせていたと、元交際相手は語ったという。

エプスタイン事件との関係についてハルペリン氏は、アンドルー王子が未成年の少女と性的関係を持ったという証拠をつかむことができなかったとしつつ、「エプスタインがアンドルー王子に少女を提供していたことは間違いなく、まさにそれこそ2人が友人だった理由だ」と述べた。また「彼は赤毛に対する執着が強く、エプスタインはスカウトを雇って、王子と会う前に、赤毛の美女を得るために街中を偵察させていた」と語った。

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アンドルー王子はエプスタイン氏との関係は純粋なビジネス目的だったと主張しているが、ハルペリン氏は、王子が次第に故エプスタイン被告に恐れを感じ始めるようになったと主張。「エプスタインは人々の情報を入手し、それを当事者に不利になるよう利用していたこともあった」と述べ、「2011年に2人が最後に会った際、アンドルー王子はエプスタインに対し、自身のことについて決して暴露しないで欲しいと、土下座して懇願した」と語った。

エプスタイン事件の告発者の1人、バージニア・ロバーツ・ジュフレさんは、昨年NBCの番組で、17歳だった2001年に、ギレーヌ・マクスウェル被告のロンドンのタウンハウスで、アンドルー王子との性行為を強要されたと証言した。ジュフレさんは、その後もニューヨークにあるエプスタイン氏の自宅や、ヴァージン諸島にある物件でアンドルー王子と性行為を強要されたと話している。