オハイオ州のシンシナティ動物園(Cincinnati Zoo)で、2016年1月に未熟児で生まれたカバの赤ちゃん、フィオナ(Fiona)。「Fair」(清らかな)という意味の名を持つ女の子のフィオナは、出産予定日よりも6週間早く生まれ、通常の赤ちゃんの2分の1の体重29ポンド(約13kg)の未熟児だった。
生まれた当初は、自分で十分な酸素を取り入れたり、ミルクを飲んだりすることが難しい状態だった。スタッフによる24時間体制の手厚いケアにより、徐々にヨチヨチ歩きや、泳ぐことができる姿が注目を浴びていた。また、7月11日には、長期間、離れ離れになっていた両親と再会する映像が多くの人々の感動を呼んだ。
フィオナは、順調に育ち、生まれてから無事に半年を迎えた。地元テレビ局WCPOは、1979年の大ヒットソング、ザ・ナック(The Knack)の「マイ・シャローナ」(My Sharona)の替え歌で誕生日をお祝いした。
フィオナ成長の記録
7月11日 初めて、お父さんのヘンリー(Henry)と母さんのビビ(Bibi)と再会したフィオナ。親子水いらずを楽しんでいるようだ。
Family reunion! Today was the 1st time the 3 hippos have been together. See the full video here: https://t.co/vsJkzTgxWF pic.twitter.com/2Ie5OcPHbG
— Cincinnati Zoo (@CincinnatiZoo) 2017年7月11日
現在もすくすく育っているフィオナ。7月25日には、183kgに。ちなみに、お母さんのビビは、1360kg
Fiona tipped the scales at 404 lbs today!!!! Grow baby grow! Her Mom, Bibi, weighs around 3,000 lbs! pic.twitter.com/v6JmrE6pPc
— Cincinnati Zoo (@CincinnatiZoo) 2017年7月25日
そんなフィオナの本が出版されることとなった。本日、シンシナティ動物園と出版社Houghton Mifflin Harcourt Booksが共同で、2019年に、フィオナの絵本「Saving Fiona」が出版することを発表した。
本は、動物園のディレクター、Thane Maynardさんによって執筆され、未熟児で生まれたフィオナが、飼育員とともにサバイバルしていく様子が描かれるという。
Fiona will have another job in 2018: as the heroine of a #picturebook called SAVING FIONA! We couldn’t be prouder to be on #TeamFiona. https://t.co/LWifeW40oR
— HMH Kids (@HMHKids) 2017年7月27日
ママのビビと遊ぶフィオナ
9月23日 フィオナの体重が500lbs(226kg)に。メスの大人の重さは6倍の3000lbs(1360kg)あるという。
10月26日 エンゲージメントにフィオナが立ち会う姿が話題に。
フィオナのバレエ姿?
フィオナのドキュメンタリーがスタート!
飼育スタッフのインタビューを交えながら、フィオナの成長の記録を見ることができるミニドキュメンタリーシリーズがスタート。
facebookの特設サイトでエピソードと最新の写真を見ることができる。
現在はフィオナを目当てに、世界中より旅行者が訪れるというシンシナティ動物園。今後も成長から目が離せない。