食料品店で万引き疑われた妊婦、警官が射殺

オハイオ州で先月24日、万引きを疑われた妊婦の女性が、警官に射殺される事件があった。

事件は午後6時半ごろ、フランクリン郡ブレンドン・タウンシップにある食料品店クローガーの駐車場で起きた。店員は、女性のほか複数人が酒を盗んだとして、警察に通報した。

駆けつけた2人の警官は、ナンバープレートのない黒色のレクサスに近寄り、ドアを開けるよう繰り返し命じた。車内にいた女性は、この要求を拒否。車を発進した瞬間、警官に撃たれた。

死亡したのはタキヤ・ヤンさん(21)。搬送先の病院で、死亡が確認された。ヤンさんには2人の子供がおり、妊娠中でもあった。

ボディカメラの映像公開

ブレンドン・タウンシップ警察は1日、2人の警官が装着していたボディカメラの映像を公開した。

警官の命令に対し、ヤンさんが「何のために?」「私は盗みなんかやってない」と反発する様子や、ボンネットの前で銃を構えていた警官が、車が発進し始めると、フロントガラスに向けて発砲する瞬間が撮影されている。

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