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「カメラを止めろ!」トランプ氏 有名TV司会のインタビューに激おこ

英朝の情報番組「グッド・モーニング・ブリテン」の元司会者、ピアース・モーガンは20日、ニューヨークポスト紙に投稿したオプエドで、トランプ前大統領とのインタビューで、本人を怒らせ、冷や汗をかいたエピソードを明かした。

モーガンは、トランプ氏がホストを務めたリアリティ番組「アプレンティス」の優勝者で、15年来の友人でもある。

インタビューは、25日からスタートする自身の新番組「Piers Morgan Uncensored」の初回放送の目玉として、トランプ氏の居住地兼リゾート施設のマーアラーゴで収録された。

モーガンによると、収録直前にプロデューサーから、トランプ氏に関する過去の否定的な発言を集めたリストがトランプ氏に渡っているとの報告を受けた。リストには、トランプ氏のコロナ対応や1月6日の議事堂襲撃事件に関して、モーガンが番組などで痛烈に批判した内容が含まれており、どうやら、ライバル番組の司会で政治家のナイジェル・ファラージから手渡されたものだという。同氏も数日前にトランプ氏のインタビューを収録していた。

モーガンと対面したトランプ氏は、手にしたリストを読み上げながら「なんじゃこりゃ」とポツリ。「友人じゃなかったのか?」と叫び、「あまりにも不誠実だ。君に全部してやったのに、なんで俺にこんなことを言うんだ」と怒りを露わにしたという。

企画がポシャりそうになったが、話題をトランプ氏がゴルフでホールインワンをとった話に変えると、機嫌を取り直し、インタビューに応じることに改めて同意したという。

インタビューは約束していた20分間を大幅に超え、75分間も続いたという。

しかし最後に、選挙不正の主張が根拠にかけることを指摘し、議事堂襲撃事件を批判するとムードが一転。

再び怒りモードになったトランプ氏は「それはお前がバカだからだ。勉強不足だ」と罵倒。繰り返しバカ呼ばわりした挙句、「これで十分」と言って立ち去ろうとした。ちなみにこの間、マイク・ペンス前副大統領を「バカで弱腰」、ミッチ・マコーネル上院議員を「アホ」呼ばわりしていたともいう。

再びゴルフの話に戻すと、腰を下ろして少し話をしたが、それも束の間、すっと立ち上がって、憎しみの眼差しで「カメラを止めろ」と撮影クルーに一喝。「不誠実なやつだ」とぼやきながら部屋を後にしたという。

緊張張り詰める(?)インタビューのティーザー映像はこちら↓

インタビュー後、モーガンはトランプ氏に手紙を送ったが、その後返事はないという。

「おそらく2度と話すことはないだろう。友情も終わりなのか?」と自問しつつ、「そうでないことを願う」と主張。続けて、トランプ氏は次期大統領選の共和党候補では最も人気の高い選択肢であり、バイデン大統領が自爆を続ければホワイトハウスに返り咲く可能性もあるとした上で、「その時みんなが、選挙で不正が行われて、バイデン氏が大統領職を盗まれたと言ったら、彼が怒り心頭に発する姿は想像に難くない」とジョークで締めくくった。

なお、批判されるのが人一倍嫌いなトランプ氏らしいエピソードだが、モーガンの投稿には脚色も多分に含まれているようだ。トランプ氏の広報担当からテープを入手したNBCニュースは、インタビューは和やかな雰囲気で終わっており、トランプ氏が怒ってその場を立ち去った様子もないと伝えている。

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