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クリントン元大統領 エプスタイン事件被害者からマッサージ、デイリーメールが写真公開

デイリーメールは18日、ビル・クリントン元大統領が、ジェフリー・エプスタイン被告のプライベートジェットで移動した際に、女性から肩にマッサージを受けている写真を公開した。

2002年9月、クリントン氏(当時56歳)は、クリントン財団の人道支援に関するプロジェクトの一環で、エプスタイン被告のジェット機でニューヨークからアフリカに向かった。写真は、燃料補給先のポルトガルの空港で撮影されたものだという。旅行には、エプスタイン被告のほか、先月逮捕、起訴されたギレーヌ・マクスウェル被告、俳優のケビン・スペイシー、クリス・タッカーらが同行していた。

元大統領と一緒に写っているのは、当時エプスタイン被告のマッサージ師だったシャンティー・デービス(Chauntae Davis)さん(当時22歳)。Davisさんは、マクスウェル被告にリクルートされた後、エプスタイン被告から何度もレイプをされたと告発している。

機内で睡眠をとった後、肩が凝ったとクリントン氏が述べると、マクスウェル被告がデービスさんにマッサージをするよう勧めた。クリントン氏は「やってみてくれないか」とお願いしたという。

デービスさんは、出発の一週間前に旅行に招待されたという。飛行場に到着すると、プロフェッショナルに見えるようユニフォームを着用するよう指示されたと同紙に語っている。

機内では、客室乗務員としてふるまい、クリントン氏が搭乗しているのをみて驚いたというデービスさんは、元大統領について「チャーミングでやさしかった」と語ったほか、「旅行中、クリントン大統領は完全な紳士で、彼が関与した犯罪はない」と述べている。

一行は、5日の旅程で、ガーナ、ナイジェリア、ルワンダ、モザンビーク、南アフリカを訪問した。

エプスタイン被告は、プライベートジェットを利用して、未成年をセックス・トラフィッキングをしていた疑惑がもたれていた。ニューヨークやフロリダ、ニューメキシコ、パリ、ヴァージン諸島のプライベート島を行き来しており、ジェット機には「ロリータ・エクスプレス」のあだ名がつけられていた。

告発者の1人、ヴァージニア・ロバーツ・ジュフレさんはこれまで、クリントン元大統領が、カリブ海にあるエプスタイン被告のプライベート島を訪問したことがあると証言しているほか、ジェット機を利用した人物として、アル・ゴア元副大統領、ナオミ・キャンベル、ハイディ・クルムなどの有名人の名前を挙げている。

クリントン氏は昨年、スポークスパーソンを通じて、2002年から2003年、クリントン財団の仕事に関連してエプスタイン氏のジェット機を4回利用したと認める一方、エプスタイン被告が所有するリトル・セント・ジェームズ島を訪問したことはないと発表していた。

デイリー・メールによると、デイビスさんは2005年に逃れるまで、複数年にわたって、エプスタイン氏から性的虐待を受けたと主張している。

エプスタイン氏に出会ったのは、ロサンゼルスのカレッジでマッサージ療法士の勉強をしていた時だった。マクスウェル氏とビバリー・ヒルズのフォー・シーズンホテルで話しをした数時間後に、マクスウェル氏からエプスタイン氏のフロリダの自宅にプライベートジェットで同行するよう求められた。その後、数週間以内に、ジェット機で世界中を周り、エプスタイン氏のプライベート島に連れて行かれ、虐待を受けたという。

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