米国防総省 国境に5,200名の軍隊を派遣

中米からメキシコを経由し、米国を目指して移動を続ける移民の集団(キャラバン)に対応するため、国防総省は5,200人の軍隊を派遣することを発表した。

アメリカ北方軍のTerrence O’Shaughnessy指揮官は29日の記者会見で、作戦を「忠実な愛国者作戦(Operation Faithful Patriot)」と呼び、「国境の安全は国家の安全保障である。米軍は高度な能力で持って、国境を固める。国防総省は継続して、国境を守るために国土安全保障省に支援を提供していく」と述べた。

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発表によると、現在、800名の軍隊が南テキサスに向かっており、週末までに南西部国境に5,200名以上の兵士が配備される予定となっている。軍隊には工兵、憲兵、医療部隊が含まれるほか、最新技術を搭載したヘリコプターなどを使用し、不法に入国しようとする移民グループの発見などをサポートする。軍は最初はテキサスに、その後、アリゾナとカリフォルニアに集中させるという。

記者から軍隊の活動範囲について聞かれると、「民警団法を順守する」とし、「国土安全保障省に追加的能力を提供し、支援すること」であると述べた。民警団法は、移民法を含む国内法の執行に軍隊を使用することを禁じたもので、軍隊は移民の取り締まりを直接実施することはできない。

キャラバンの規模は、一時7,200名と報道されたが、現在は第一陣が3,500名ほどおり、600名ほどが グアテマラとメキシコ国境の橋上で警官隊と衝突を起こしているという。

同日、トランプ大統領は、ツイッターで「ギャングのメンバーと大変悪い連中がキャラバンに紛れ込んでいる」とこれまでの主張を繰り返し、「これは我々の国への侵略だ。軍隊が君たちを待っている。」と述べた。なお、ギャングメンバーが今回の集団に含まれるという主張については、根拠を明らかにしていない。