ペンシルベニア州とネバダ州、バイデン氏の勝利を認定

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Photo by Maverick Pictures / Shutterstock.com

ペンシルベニア州のブックバー州務長官は24日、バイデン氏の勝利を認定。トム・ウルフ知事は、バイデン氏とハリス氏の選挙人団の認定書に署名をした。

ウルフ知事は「絶え間ない攻撃」の中で選挙職員たちは、見事に仕事を成し遂げたとツイート。職員らの労をねぎらった。

米主要メディアは7日、バイデン氏が勝利を確実にしたと報じていた。州務長官室の発表では、バイデン氏は3,458,229票を獲得。トランプ氏(3,377,674票)との差は80,555票だった。

結果の認定を受け、同州選出のボブ・ケイシー上院議員(民主党)も祝福。祝杯をあげる姿をツイートした。

一方、トランプ大統領は、選挙で大規模な不正があったとの主張を続け、現在も敗北を認めていない。過去3週間で、6つの接戦州で30件以上の訴訟を起こしてきたが、このうちの多くが退けられるか、取り下げるなどしている。またいずれも裁判所も不正の事例を一件も認めていない

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身内からもトランプ陣営への批判は高まっており、クリス・クリスティ前ニュージャージー州知事は22日、弁護団を「不正選挙があったと法廷の外ではしきりに主張するが、いざ法廷に入ると、不正選挙だと主張しないし、不正選挙だと陳述しない」と批判。「国民的な恥さらし」と厳しい言葉を投げかけた。

弁護団を率いるジュリアーニ氏は強気の姿勢を崩していないが、23日のFoxビジネスの番組インタビューで「デトロイトはおそらく、市民よりも多くの投票があった」と述べた後、「少し誇張している」と述べるなど、やや後退する発言が話題になった。

前日、ミシガン州がバイデン氏の勝利を認定し、24日にはペンシルベニア州に加えて、ネバダ州の最高裁判所がバイデン氏の勝利を認定。さらにアリゾナ州もダグ・デューシー知事が、初めてバイデン氏の勝利を公言した。

今後の予定は以下のとおり