米最長記録 女性宇宙飛行士 ペギー・ウィットソン さんが帰還

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2日(土)、国際宇宙ステーションから、ぺギー・ウィットソン (Peggy Whitson)ら3名の宇宙飛行士を乗せた宇宙船ソユーズが無事に地球へ着陸した。

9月2日 9時21分(米国東部時間) カザフスタンに着陸

ウィットソンさんは、今回の任務で288日間、宇宙に滞在した。過去の飛行歴とあわせると665日間となり、米国人宇宙飛行士として、また、世界の女性宇宙飛行士として宇宙滞在時間の最長記録を更新した。さらに、今回の4回の宇宙遊泳を含む計10回の宇宙遊泳を行い、女性飛行士の最高記録を達成。年齢(57)においても、女性飛行士の最高記録を更新した。

今年4月、トランプ大統領は、米国人の宇宙滞在記録の最長記録を更新したウィットソンさんと通信し、祝福を述べた

ウィットソンさんは、昨年11月から国際宇宙ステーションに滞在し、1億2220マイル、4623回の地球軌道を周回した。米航空宇宙局(NASA)によると、生物化学者であるウィットソンさんは、同時に帰還を果たしたフィッシャーさんとともに、滞在期間中、生物学やバイオテクノロジー、物理科学や地球科学の分野における数百におよぶ実験を実施。微小重力の環境が宇宙飛行士の目に与える影響や、幹細胞が微小重力下でどのように作用するかといった新たな肺組織に関する研究などを行なったという。

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これから地球へ!

国際宇宙ステーションを離れるソユーズ

無事に帰還!

今回、ウィットソンさんとともに、ロシア人宇宙飛行士の、フョードル・ユールチキンさん(Fyodor Yurchikhin)とアメリカ人のジャック・フィッシャーさん(Jack Fischer)が帰還を果たした。 Yurchikhinさんは今回で、計5回で673日間の宇宙滞在を、フィッシャーさんは136日の宇宙滞在を果たした。