ニューヨーク市で19日、ジョージア州で起きたアジア系マッサージ店銃撃事件の犠牲者の追悼式が行われた。同事件では、アジア人女性6人を含む、8人が死亡した。

ユニオンスクエアで行われた追悼式は、アジア系アメリカ連盟(Asian American Federation)が主催し、数百人が参加した。民主党トップのチャック・シューマー上院議員や、ニューヨーク市のデブラシオ市長、ジョン・リュー州議会上院議員、ジュマーニ・ウィリアムズ市政監督官、スコット・ストリンガー会計監査官らが参加し、犠牲者に哀悼の意を捧げた。

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シューマー氏は、トランプ氏が在職中に「敵対感情や、暴力をよしとした」と非難。「1人への暴力は、全員に対する暴力や偏見だ。これらに断固たる態度で挑まなければならない」とアジア人への暴力反対を訴えた。

追悼式に参加したヒスパニックとアジア人のハーフの男性は、メディアは今回の事件に対して「白人によるテロだというべきだ」と主張。また自身はヒスパニックでもあることから、「警察をも恐れている。彼らが近づいてきたら、人種に基づいてプロファイルしようとしているのが分かる。ただ肌の色で判断しているからだ。人種差別は至るところにある」と語った。

在米歴10年の韓国人の男性は、「この状況にフラストレーションを感じている」と述べつつ、「これは米国でアジア人のコミュニティが何十年も直面してきたことだ。今ようやく表面化した。去年のBLMをきっかけに人種に関する会話がなされるようになった。今はアジア人が経験してきた問題について、オープンに語れるようになった」と語った。

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市長選に名乗りを上げているアンドリュー・ヤン氏は、コミュニティの規模に対して、リソースが不足しているとし、アジア人ヘイトクライム対策チームへの予算化を支持すると述べた。

今週Stop AAPI Hateが発表した報告書では、パンデミック期間中の憎悪事件は3,800件近いことが分かった。1,691件(全体の44.5%)はカリフォルニア州、517件はニューヨーク州で発生している。

同日、バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領はジョージア州を訪問。バイデン氏は、全ての米国人に、偏見に立ち向かうよう訴えた。「アジア系アメリカ人は、パンデミックの間、攻撃を受け、非難やスケープゴート、ハラスメントを受けている。口頭だけでなく、身体的な暴力を受け、殺された」と述べ、「沈黙は、共謀と同じだ。加担することは、許されない」と非難した。

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