SNSパーラー サービスを再開

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トランプ支持者に人気のSNS、パーラー(Parler)が15日、サービスを再開すると発表した。

The Hillによると、暫定CEOのマーク・メックラー氏は声明で「数千万人のアメリカ人を黙らせることを望む者によってオフラインにされた後、われわれのチームは団結し、より強くなって再開するという、エンゲージの高いコミュニティーとの約束を守ろうと決意した」と述べ「われわれは、フリースピーチとプライバシー、市民の対話に専念する最高のソーシャルメディアプラットフォームとして成功する」と語った。

1月6日の議事堂乱入事件後、米アマゾンはパーラーが「暴力的コンテンツ」を継続的にホストしており、利用規約に違反したとして、ホスティングサービスの提供を停止。1月10日からオフラインになった。この前日には、アップルに続いてグーグルがアプリストアからパーラーを取り下げていた。

サービス停止の翌日、パーラーはアマゾンをシアトルの連邦地裁に提訴した。アマゾンはアカウントを単なる停止ではなく、終了しており、30日前の通知をするべきだとし、さらに、AWSの主要顧客であるツイッターと共謀し、反トラスト法に違反したと主張。裁判所に、アマゾンにホスティングの継続を要求する仮差し止め命令を求めた。

しかし、連邦地裁判事は21日の判決で、契約に違反したのは、アマゾンが警告した扇動的なスピーチを削除しなかったパーラーだとして、差し止めの請求を退けた。

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声明によると、現在のユーザー数は2,000万人で、再開にあたり、ビッグテックに依存せず、プラットフォームを「持続可能な独立したテクノロジーの上に構築した」としている。

まずは既存ユーザーにサービスを再開し、新規ユーザーは来週から登録が可能になるという。

今月3日、ジョン・マッツェ前最高経営責任者は従業員に当てたメモで、取締役会によって解任されたと明らかにした。同社は次期CEOの選出について、執行委員会が現在「徹底的な調査」を実施しているとしている。