ニューヨーク州の発表によると、クリスマスイブの日の新型コロナウイルスの新規感染者数は、4万9,708人で、パンデミック開始以来の高水準となったことがわかった。検査陽性率は14.17%で、受検者の約7人に1人が陽性判定を受けた。
25日の新規感染者数は、3万6,454人に減少したが、祝日による検査数の減少が指摘されている。
入院者数は4,891人で、このうち集中治療室の患者は880人となった。最初に感染が拡大した昨年4月、入院者数は1万8,825人(2020年4月9日)を記録している。
州の発表では、過去5日間の新規感染者の64.1%がオミクロン株で、数週間前に報告された変異株の感染力の強さが示された。
ニューヨークタイムズの調査では、24日のニューヨーク市の新規感染者数は1万5,213人で過去最高を記録。25日は1万4,034人だった。なお全米の24日の新規感染者数は、18万4,000人だった。
ロックフェラーセンター前では、連日、クリスマスツリーやライトアップショーを見ようとする大勢の人でごった返している。
オミクロン株が猛威を振るうニューヨーク。クリスマスツリー周辺はものすごい人出 #MerryChristmas #NYC pic.twitter.com/E2h0DgaTLz
— Mashup Reporter (@mashupNY) December 26, 2021
31日には、タイムズスクエアで恒例のカウントダウンイベントが開催される。デブラシオ市長は23日、感染拡大を受け、観客数を例年の25%の1万5,000人に縮小すると発表した。
会場への入場は、午後3時から可能。ワクチンの接種の完了者に限定され、マスクの着用が求められる。