ニューヨーク州のクオモ知事は6日、前日の新型コロナウイルスによる死者数が35人だったと発表した。入院中の患者数は2,603人に低下した。
4月上旬のピーク時には、1日800人近くの死者数が確認されていた。クオモ氏は、死者数および入院患者数が記録的な低水準に達したとして、「過去と比べると、大きな安堵のため息をつくことができる。」と述べた。
このほか、商業ビルのマネージャー対し行政命令で、入館者の体温測定を許可すると発表した。パンデミック後の職場では、新たな行動やパターンに基づく”ニューノーマル”が求められると語った。
また医療従事者や市民を保護するため、パンデミック期間中の個人用保護具（PPE）の価格つり上げを禁じる法案に署名すると発表。1枚あたり0.7ドルのN95マスクが、パンデミックで1枚7ドルに跳ね上がったと述べた。
事業再開の第二段階に、教会やモスク、シナゴーグ、寺院を含めると発表。定員は25%以下に制限する。指導者らは、参列者にソーシャル・ディスタンスの遵守を求める責任を負うと述べた。
ニューヨーク市では今週初めて、24時間の死者数がゼロ人となった。来週8日から、第一段階の建設業や製造業、小売業（店頭受け渡しのみ）の事業を再開する。[Youtube]