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NY州 ワクチン接種率70% コロナ規制を解除

ニューヨーク州のクオモ知事は15日、成人のワクチン接種率(少なくとも1回)が70%に達したと発表した。「従来の生活に戻ることができる」と述べ、事業や集会に関する新型コロナウイルスの規制を即時解除した。

1月の検査陽性率は7.9%だったが、現在は0.4%まで低下。クオモ氏は先週、目標数字を70%に定め、達成した場合は「事実上、全ての規制を解除する」と発表していた。

建物の人数制限やソーシャル・ディスタンスのほか、消毒プロトコルや検温、追跡のための連絡先の提供などは、今後不要となる。ただし、連邦政府が定める学校や公共交通機関、医療施設でのマスク着用は継続する。

ワン・ワールド・トレードセンターで会見を行ったクオモ氏は、「ニューヨークが成し遂げたことは、並外れたことだ」と称賛。「われわれは、もはや生き残るだけではない。人生は繁栄することだ。人々に出会い、愛し、人生を祝い、楽しみ、交流することだ。われわれは、生き生きとした人生へと戻る」と語った。

ニューヨークでは半年前、ロングアイランドの病院で、看護師のサンドラ・リンジーさんが、米国第1号のワクチン接種を行った。

また15日夜、医療従事者への感謝とともに、記念の花火を打ち上げると発表した。エンパイア・ステート・ビルディングなどのランドマークを州のカラーの青とゴールドに変えるほか、ニューヨーク湾やナイアガラの滝、ジョーンズ・ビーチなど複数の場所で、午後9時15分から花火を行う。

カリフォルニア州でも規制解除

疾病対策センターのデータベースによると、現在ニューヨーク州のほか、14州とワシントンD.C,で70%の住民が少なくとも1回の接種を受けた。トップはバーモント州で、84%となっている。

72%が接種したカリフォルニア州でも同日、ニューサム知事が「再開の日」と命名し、ほぼ全ての規制を解除した。

米国の新型コロナウイルスによる累計死者数は、60万人に達した。ニューヨークタイムズのデータベースによると、15日時点でのニューヨーク州の累計感染者数は210万人以上、死者数は5万2977人となっている。

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