クオモ知事は4日の会見で、州の検査場をすべてのデモ参加者に拡大すると発表。黒人男性ジョージ・フロイドさん死亡事件のデモに参加した人に「検査を受けるよう」呼びかけた。
28日から続く抗議デモには、ニューヨーク州で3万人、ニューヨーク市だけでも2万人が参加しているという。
クオモ氏は、ニューヨークでは最多人数がデモに参加していると述べ、「われわれは賢明になる必要がある。プロテスター自身が、感染者の急増を引き起こす可能性がある。」と警告。
「多くの人はマスクを着用しているが、ソーシャル・ディスタンスを守っていない。」と述べた。
発症までの平均日数は4日から5日間、感染者は8日から12日後に入院する可能性があるとして、警戒を呼びかけた。
「プロテスターは検査を受けて欲しい。彼らには市民の義務がある。責任を持って検査を受けるように」と語った。
3日時点での入院患者数は引き続き減少しているが、死亡者数は52人と若干増加した。
第二段階の事業再開にレストランを追加
クオモ氏は、第二段階で再開する事業に、オープンエアでのアウトドアダイニングを追加すると発表した。
テーブルを約2メートル離し、ソーシャルディスタンスを確保するほか、食事の席以外ではフェイスカバーの着用を求める。
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キャピタルリジョンやセントラルニューヨーク、フィンガーレイクスなど7つの地域では、4日よりオフィスワーカーや不動産業、小売り(店内での買い物可)、美容院などの事業を再開した。
ニューヨーク市では8日より、建設業や製造業、小売り店(店頭受け渡しのみ)の第一段階の事業をスタートする。