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NY市警察、タイムズスクエアでBLMデモ隊に突進の車を特定

ニューヨーク市警察は4日、タイムズスクエアでブラックライブズマターのプロテスターに向かって突進した車の持ち主を特定したと発表した。

騒動があったのは、3日午後8時過ぎ。ダニエル・プルードさんの死亡事件に対する抗議集会を行っていた約200人のプロテスターが、ストリートを行進し始めた時に起きた

SNSに投稿された動画では、黒色のフォード車が46ストリートとブロードウェイ付近で、前から歩いてきたプロテスターの集団を押しのけるように直進。いったん停車した後、群衆を振り払うように急発信する様子が撮影されている

abcニューヨークによると、車両の中には、直前までプロテスターと激しい口論を交わしていたトランプ氏の支持者6人が乗車していたという。

この中の1人、Juliet Germanott氏は、トランプタワーの前に描かれたBlack Lives Matterの文字を3度ペンキで塗りつぶし、逮捕されている。
Germanottさんは記者に対し、多くのプロテスターが車の周りに集まり、叩いたり蹴ったりしたほか、扉を開けようとしたため、車は発進したと説明している。

4日朝、情報番組「Good Day New York」に出演したダーモット・シェイ警察委員長は、ビデオが撮影される前、少なくとも1人の自転車に乗ったプロテスターが車の前進を阻止し、2人が車の窓を叩いたと状況を説明した。シェイ氏は番組で、双方の話を確認したい意向を述べた。けが人は警察に通報するよう求めているが、現時点ではいないという。

車が警察車両に類似していたことから、SNSでは事件後、突進した車が覆面パトカーだったというデマが出回った。警察は、直後に否定する声明を発表。シェイ氏も改めて、NYPDとは無関係だと語った。

なお警察が調査を行っていた人物は、全員起訴せず解放されたとCBSニューヨークは報じた。BLMのプロテスターからは、意図的に車を発進させたとして「逮捕すべきだ」との声が上がっている。

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