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NY市トランプ家との契約解除「犯罪組織とは取引しない」

ニューヨーク市のデブラシオ市長は13日、トランプ支持者らが議事堂を襲撃した事件を受け、トランプ・オーガニゼーションとの契約を全て打ち切ると発表した。

市は現在、セントラルパーク内の2カ所のアイススケート場とメリーゴーラウンド、ブロンクスのゴルフ場の経営を委託しており、年間1700万ドルを支払っている。

デブラシオ氏は定例会見で「議事堂の反乱は想像すらしなかった」と述べ、「憲法で保証された合法的な選挙人の投票を行っている間、議会に暴徒を仕向けたのは、明らかに犯罪行為だ」と非難。市にはトランプ氏との契約を解除する権限があるとし、「今後、市から利益を得ることを許可しない」と語った。

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記者から、罪が確定していない段階で、解除に踏み切った理由を尋ねられたデブラシオ氏は、「われわれは全ての犯罪を生中継で目撃していた。トランプ大統領が犯罪を犯したのは極めて明白だ」と主張。「われわれはクリミナル・オーガニゼーションと取引しない」と言明した。

スケートリンクの契約解除は、通知が到達してから30日後、メリーゴウランドは25日後に有効となる。ゴルフコースの契約解除には数カ月かかる可能性があるという。

トランプ・オーガニゼーションの広報担当者は声明で、市の判断は「政治的差別に基づくもので、米国憲法修正第1条の侵害にあたる」と反論。「市に契約を終了させる法的権利はなく、手続きを進めた場合、3000万ドル以上の支払い義務が生じる」と述べ、「われわれは積極的に戦うつもりだ」と発表した。

若きトランプ氏の成功事業

Wollman Rink(mashupNY)

1986年に営業を再開したセントラルパークのスケートリンク「ウォルマン・リンク」(Wollman Rink)は、トランプ氏が30代後半に手がけ、成功させた事業の一つとして知られる。当時39歳だったトランプ氏は、リンクの経営権と引き換えに、頓挫していたリンクの再建を請負い、予算内で予定よりも2カ月間早い4カ月間で完成させた。工事期間中、トランプ氏は何度も記者会見を行い、大々的なプロモーションを展開した。

ブロンクスのフェリー・ポイントにあるゴルフ場は、伝説のゴルファー、ジャック・ニクラウス(Jack Nicklaus)氏が設計を手がけ、2015年に開業した。市の記録では、2020年3月時点の損益は67万ドルの赤字となっている。

相次ぐ企業の関係解消

今回の事件では、警察官1名を含む5人が死亡。議会警察とDC警察合わせて50人以上が負傷した。

司法省は12日、170人以上を対象に犯罪捜査を開始したと発表。これまでに70件の刑事訴追を行った。

事件後、ツイッターやフェイスブック、インスグラム、スナップチャットなどの大手SNSを始め、オンライン決済サービスプロバイダのストライプ、eコマースのプラットフォームのショッピファイ、全米ゴルフ協会、シグネチャー・バンク、ドイツ銀行などがトランプ氏やトランプ・オーガニゼーションとの関係解消を発表している。

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