NY市 発砲事件が急増。前年比2倍

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ニューヨーク市警察(NYPD)は4日、1月から11月までの発砲事件は1,412件で、前年同時期の721件に比べ95.8%増加したと発表した

11月の発砲事件は115件で、前年同月(51件)から112.5%増えた。犯罪数全体は横ばいとなっている。NYPDは声明で「11月までの発砲事件は、何年も見たことのない水準」に増加したとして、「銃暴力が市民を苦しめているという公共安全の課題を示している」と述べた。

先月の銃関連の逮捕者は、112.3%増の484人だった。今年全体の逮捕者数は3,793人で、前年比22.2%増となった。発砲事件で起訴された人物の40%は、過去に銃所持での逮捕歴がある。一方、犠牲者の21%も銃所持で逮捕されている。

殺人事件も増加傾向にある。11月は28件で、全年同月から5件増えた。11月までの殺人事件は422件で、前年同時期(305件)より38.4%増加した。

一方、憎悪犯罪(ヘイトクライム)は、前年(391件)より37%減少し、245件だった。これまでにコロナウイルスに関連するアジア人への憎悪犯罪は24件起きたが、16件が逮捕された。

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