ニューヨーク市 公立学校を再閉鎖。検査陽性率3%超

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ニューヨーク市のデブラシオ市長は18日、新型コロナウイルスの検査陽性率が3%を超え、学校再開を認める基準値を上回ったとして、明日から市内の公立学校を一時閉鎖すると発表した。

現在、対面授業を選択している生徒は約30万人で、今後オンライン学習へと切り替わる。閉鎖期間については、発表していない。

ニューヨークタイムズのデータベースによると、17日の新規感染者は1,940人で、7日間平均の新規感染者数は1,672人だった。

ニューヨーク市の公立学校は全米最大規模で、110万人の生徒が在籍する。新型コロナの感染拡大に伴い、3月中旬に学校を閉鎖し、オンライン学習へと切り替えた。9月下旬、約半年ぶりに対面授業を再開し、約50万人の生徒が学校に復帰した。

学校閉鎖の基準に関して、ニューヨーク州では検査陽性率が9%を超えた場合と定めているが、学校の再開の基準値や閉鎖命令は、各学区に一任されている。

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デブラシオ市長は14日、再び学校を閉鎖する可能性があるとして、オンライン学習の計画を立てるべきだと主張していた。これに対し、クオモ州知事は、デブラシオ氏に閉鎖の権限があると述べつつ、「できるだけ早めに再開することを望む」と語った。

ニューヨーク州では13日、感染防止策として新たな規制が施行され、酒類を提供する飲食店とジムは、午後10時以降の営業が禁じられた。また個人宅における10人以上の集会も禁止されている。