NY州 新型コロナ新規感染者数8,000人超。4月後半以来最多

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26日のニューヨーク州の新型コロナウイルスの新規感染者は8,176人で、前日の感染者数を1,000人以上うわまわり、4月後半以来最多を記録した。検査陽性率は3.72%だった。
現在の入院患者数は3,103人で、死者数は39人だった。25日の死者数は67人で、約半年ぶりの高水準となった。

クオモ州知事は26日の会見で、引き続きマイクロクラスター・アプローチを採用すると述べ、ウィンタープランを策定すると明らかにした。「経済的影響を最小限に抑え、個人やコミュニティのアカウンタビリティと責任に重点を置くことができる。これはうまく機能するだろう」と語った。現在の検査陽性率に、入院患者数と利用可能なICUの病床数などが指標に追加されるという。

さらに学校の開校に必要な安全基準を見直し、閉鎖を避ける意向を示した。ワクチンの接種に関しても「公正かつ効果的」な配布計画を策定するとしている。

NY市は検査場を増設

ニューヨーク市の新規感染者数は1,522人で、7日間移動平均の検査陽性率は3.33%となった。デブラシオ市長は27日、ツイッターで「今週末も戦いを休止することはできない」と述べ、第2波を防ぐために、マスクの着用と検査を実施するよう求めた。

連休を前に、大勢の人々が検査を受けたため、検査場には長蛇の列ができた。一部では待ち時間が数時間に及んだことから、市保健局は25カ所の検査場を増設すると発表した。

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全米の入院患者数は、17日連続で過去最高を記録し、初めて9万人を超えた。ロイターによると、入院患者数は過去1カ月で倍増した。新規感染者数は約12万5,000件となっている。