長年の議論に終止符?NYに「セサミストリート通り」誕生

1日、子供向けテレビ教育番組「セサミストリート」(Sesame Street)の誕生から50年を記念し、セントラルパーク西側の63ストリートに「セサミストリート」通りが誕生した。

ビル・デブラシオ(Bill de Blasio)ニューヨーク市長や、セサミワークショップのジェフ・ダン(Jeffrey Dunn)最高経営責任者(CEO)ほか、ビッグバードやクッキーモンスター、エルモなど人気のマペットたちが集合し、ブロードウェイと63丁目に掲げられら標識を披露。テーマソングの「サニーデイズ」で祝った。

gothamnistによると、マイケル・ブルームバーグ前NY市長時代に、40周年を記念し一時的に「Sesame Street」と名付けられた。標識が設置された付近の1900 Broadwayには、番組を制作する非営利団体のセサミワークショップ(Sesame Workshop)本社がある。

セサミストリートはどこ?長年の議論に

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ニューヨークのセサミストリート通りの位置については、かねてから議論となっている。セサミワークショップのあるリンカーンセンターの他、「セサミストリートサブウェイ駅」には1, 2, A, Bと表示されていることから、これらの電車が停車するハーレムやブロンクスだと思っていた人もいる。
また、撮影スタジオのあるクイーンズのアストリアや、セットの外観の様子からブルックリンだという人も。
さらに、1978年放送のクリスマスイブのエピソードで、マペットたちが86丁目の駅で下車することから、86丁目という説もあった。しかし、ニューヨークには、アッパーイーストサイド、アッパーウエストサイド、ベイリッジ、ダイカーハイツの4箇所に86丁目駅がある。
一方で、NYマガジンは、創始者のジョーン・ガンツ・クーニー(Joan Ganz Cooney)氏は、オリジナルタイトルをアルファベットシティにちなみ「123 Avenue B」と名付けていたことから、トンプキンススクエアパーク近辺だと推測してた。
諸説入り乱れる中、市は正式に63ストリートをセサミストリート通りと名付けたが、SNSでは様々な意見が寄せられており、議論はまだ続いている。

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