エッジ シティクライム
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2020年に世界中を襲ったパンデミック。世界屈指の観光スポット、ニューヨークも大打撃を受けました。観光産業の収入は70%以上も低下したと言われ、多くのビジネスが閉鎖を余儀なくされました。

現在はコロナ前の姿に戻りつつあり、今年の海外からの観光客数は、昨年に比べ200%以上増加すると予想されています。今回は、そんな厳しい環境の中で誕生した最新の注目スポットをご案内しましょう。

レストラン

Cadence(ケイデンス)

ケーデンス
写真提供:Cadence

「ケイデンス」は、ニューヨークのビーガンブームの仕掛け人の一人、ラヴィ・デロッシ(Ravi DeRossi)さんが手がけ、2021年に誕生した新しいコンセプトのビーガンレストランです。メニューは、バージニア州リッチモンドの家庭料理をベースにしていて、素材はすべてオーガニックの食材を使用しています。注目は、南部の家庭料理の一つ「サウザン・フライド・ラザニア」。ビヨンドミートを使用したボロネーゼに、揚げたラザニアパスタは、多くのメディアで紹介されています。ニューヨークタイムズの「今年最も注目すべきレストラン」にも選ばれました。

住所:111 E 7th St, New York, NY 10009
URL:www.overthrowhospitality.com/venues/cadence

Dhamaka(ダマカ)

ダマカ
写真提供:Dhamaka

世界中の第1級の味が堪能できるのも、ニューヨークの魅力の一つです。「ダマカ」は、昨年に満を辞してオープンしたインド料理店で、「2021年最もアツいレストラン」として、数々のメディアに取り上げられました。ムンバイやベンガルなど、インド各地の家庭料理や郷土料理にヒントを得たメニューが多く、一味違ったインド料理を楽しみたい人におすすめです。1カ月前からオーダーを受け付ける1日1組限定のウサギの料理は、ニューヨークいち注文が困難なメニューとして話題になりました。

住所:119 Delancey St, New York, NY 10002
URL:dhamaka.nyc

Zaytinya New York(ゼイティニア・ニューヨーク)

ゼイテイヤ
写真提供:TFG

7月にオープンしたばかりの高級ホテル、リッツ・カールトン・ホテル・ノマドの注目レストラン、「ゼイティニア・ニューヨーク」。ウクライナの紛争地で食糧支援を行うなど、慈善活動家としても知られるセレブシェフ、ホセ・アンドレスさんが手がけるレストランで、メニューは、トルコ、ギリシャ、レバノン料理などに発想を得たを小皿料理が中心です。ワシントンD.C.にある姉妹店は、2002年のオープン以来、高い評価を受けており、2017年から連続してミシュランガイドの「ビブ・グルマン・アワード」に選出されています。

住所:1185 Broadway, New York, NY 10001
URL:www.zaytinya.com/

ホテル

Hard Rock Hotel(ハード・ロック・ホテル)

写真提供:Hard Rock Hotel

こちらは今年の4月にオープンしたニューヨーク初の「ハード・ロック・ホテル」。場所は、24時間眠らない街ニューヨークを体現するタイムズスクエアにあり、ラジオ・シティ・ミュージックホールやロックフェラーセンター、ブロードウェイ劇場など、ニューヨーク観光を代表する施設へのアクセスも抜群です。みどころのひとつが、館内のいたるところに飾られた有名ミュージシャンのメモラビリアで、アリシア・キーズのドレスやジョン・レノン直筆の手紙など、ミュージックファン垂涎(すいぜん)のお宝アイテムが豊富に展示されています。レストランやバーで、生演奏を堪能できるのも魅力です。客室は446室あり、足元から天井まで覆った大きな窓から、エネルギーに溢れたニューヨークの街を感じることができます。

住所:159 W 48th St, New York, NY 10036
URL:www.hardrockhotels.com/new-york/

Ace Hotel Brooklyn(エース・ホテル・ブルックリン)

エースホテル
写真提供:ACE Brooklyn

ヒップな街、ブルックリンに泊まってみるのもおすすめです。お洒落なレストランやショップが集まるボーラムヒルと呼ばれる地区に昨年オープンした「エース・ホテル」は、足を踏み入れると、インダストリアルでモダンなデザインに、木材を使った暖かみのある空間が広がります。谷口吉郎設計によるホテルオークラ東京へのオマージュをこめた照明や、アート作品が館内随所に展示されています。287室ある客室には、アーティストのニキ・ツカモトがキュレーションした布アートが飾られているほか、ストリートブランドの「Year, I Work Out」とコラボレーションしたジム、ブルックリン・カルチャーがテーマのレストランなど、地域性を生かしたユニークな体験が味わえるのも魅力です。

住所:252 Schermerhorn St, Brooklyn, NY 11217
URL:www.acehotel.com/brooklyn

Graduate Roosevelt Island(グラデュエート・ルーズベルト・アイランド)

グラジュエイト・ルーズベルト・ホテル
写真提供:Graduate Roosevelt

イーストリバーに浮かぶルーズベルト島をご存知でしょうか。グラデュエート・ルーズベルト・アイランドは、マンハッタンからトラムで行くこの島に昨年オープンしました。コーネル大学のキャンパス「コーネル・テック」の敷地内にあり、個性あふれるデザインが人気です。ロビーを入ると、目に飛び込んでくるのが現代アーティスト、ヘブル・ブラントリーによる巨大オブジェ「Flyboy」。その後ろにある本棚には、無数の本が並んでいて、まるで図書館のようです。館内には、映画「ビッグ」に登場したオモチャだらけのアパートを再現した「ロフト」があり、子供向けのイベントも開催しています。客室からイーストリバー越しに眺めるマンハッタンのスカイラインも、魅力のひとつ。喧騒を離れ、静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。ちなみに、先ほどお話ししましたトラムは、映画「レオン」で、ナタリー・ポートマン演じるヒロインの少女・マチルダが、パートナーの殺し屋、ジャン・レノ演じるレオンを失い、マンハッタンを後にするシーンに登場します。

住所:22 N Loop Rd, New York, NY 10044
URL:www.graduatehotels.com/roosevelt-island/

アトラクション

SUMMIT One Vanderbilt(サミット・ワン・バンダービルト)

まずは昨年、パンデミック復興の目玉としてオープンした新しい展望台、「サミット・ワン・バンダービルト」。地上427メートルの高層ビル「ワン・バンダービルト」の最上階に設けられた3フロアからなる展望施設で、ニューヨーク市内で「ワン・ワールド・トレードセンター」に次ぐ高さです。ほかの展望台と一線を隠すのが、「イマーシブ」体験を謳う仕掛けのかずかず。床から天井まですべてが鏡ばりになった展望フロアは、ビルや空、太陽が反射して、空を歩いているような特別な感覚を味わうことができます。大きなガラス越しに見るマンハッタンの眺めは、絵画のような美しさで、シルバーの風船がふわふわ浮遊する部屋「Air」は、インスタグラマーにも人気のスポットになっています。建物から飛び出したガラス床で、足のすくむ思いをしたり、最上階にある全面ガラス張りの屋外エレベーターで、ビルのてっぺんからマンハッタンを眺めたりと、体験型のアトラクションになっています。

住所:45 E 42nd St, New York, NY 10017
URL:www.summitov.com/

Little Island(リトル・アイランド)

コロナ明けからまもない、昨年5月にハドソンリバー沿いに誕生したのが、人口の島「リトルアイランド」です。チェルシーマーケットやホイットニー美術館からも近く、観光やショッピングの合間に、川を眺めながら一息つくのにおすすめです。設計をしたのは、ハドソンヤードにある巨大な蜂の巣型のインスタレーション「ベッセル」を手がけたイギリス人デザイナーのトーマス・ヘザウィック(Thomas Heatherwick)さんで、島の中には緑が豊かな遊歩道や芝生スペース、プレイグラウンド、600人以上の観客を収容できるライブステージがあります。

住所:Pier 55 at Hudson River Park Hudson River Greenway, NY 10014
URL:littleisland.org/

City Climb(シティ・クライム)

最後に、スリリングな体験を味わいたい方にぴったりのアトラクション、「シティ・クライム」を紹介しましょう。こちらは、西半球で最も高い屋外展望台「エッジ」のある超高層ビル「30ハドソンヤード」の傾斜部分に設けられた階段を、頂上まで登るというものです。これだけでも十分ですが、地上390メートルから、空中に向けて体を倒すという、文字通り、ニューヨークで一番「最恐」な体験をすることができます。もちろん特別な保護具をつけての上ですが、「世界で最も高い外壁のビルクライミング」は一生の思い出になること間違い無いでしょう。

住所:30 Hudson Yards, New York, NY 10001
URL:www.edgenyc.com/cityclimb

いかがでしたか。今回は、パンデミック後のニューヨークに生まれた注目の新スポットをご案内しました。ぜひ実際に足を運んで、体験してみてください。