ニューヨーク地下鉄、画期的なデジタル地図「ライブ・サブウェイ・マップ」初公開

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メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ(MTA)は20日、ニューヨーク地下鉄の運行情報がリアルタイムに確認できるデジタル地図「The MTA Live Subway Map」を初公開した。

地図は、ウェブサイト(map.mta.info)からスマートフォンなどで見ることができる。ズームすると路線図が表示され、走行中の電車の位置を確認できるほか、駅をタップすると、到着時間をリアルタイムで知ることができる。

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エレベーター・エスカレーターの有無なども確認できる。また週末や夜間に運行を停止する場合は、実際に路線が削除されるため、変更が一目で分かる。また右下の「?」マークをタップすると運行スケジュールの変更などが確認できる。

現在駅に掲示されている地図はマイケル・ハーツ(Michael Hertz)氏がデザインしたもので、1970年後半から使用されている。新たなマップは、1972年にイタリア人デザイナーのマッシモ・ヴィネッリ(Massimo Vignelli)氏が作成したダイアグラム風のデザインとなっている。

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地図を製作したのは、デジタル製作会社のワーク&コ(Work & Co)で、官民共同で開発された。

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NYCトランジットのサラ・フェインベルク(Sarah Feinberg)暫定プレジデントは「人々は駅の標識を確認する必要はなく、手の上で通勤の計画を立てることができる」と述べ、「(地図は)他に存在しないもので、北米で、おそらく世界的にも初めてでしょう」と語った。なお現在公開されている地図はベータ版で、ユーザーからのフィードバックを受け付けている。

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