NYCフェリー アストリア-マンハッタン間就航

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8月29日(火) NYCフェリー(NYC Ferry)のアストリア-ウォールストリート間で新しく航路が開通した。ニューヨーク市は、市内の交通渋滞緩和のため、バスや地下鉄に替わる新しい交通手段として、今年の5月よりNYCフェリーを運航している。

アストリアルート

4番目となる新航路は、クイーンズのアストリア(3-10 Astoria Blvd)を出航し、ルーズベルトアイランド、ロングアイランドシティ、イースト34丁目を通過し、ウォールストリートのPier11間を往来する。

アストリアからウォールストリートまでの所要時間は片道約47分。料金は、地下鉄やバスの片道料金と同じ2.75ドルとなる。運航時刻は、平日は、アストリア発が午前6時30分〜午後9時05分まで。ウォールストリート発が午前7時20分〜深夜12時20分となる。チケットは、専用のアプリをダウンロードし、クレジットカードで支払うか、船乗り場にて購入する。

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初日は、ニューヨークのビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長が、イースト34丁目の船乗り場にて乗客を出迎えた。

NYCフェリーは、5月1日に2つの航路が開設して以来、のべ150万人以上が利用したと発表されている。市の開発公社(Economic Development Corporation、EDC)が乗客に行ったサービスに関する調査によると、93%が10段階のうち7、もしくはそれ以上と評価しているという。

需要に比べて船の定員数に限りがあるため、待ち時間が長くなったり、混雑による遅延等も相次いでいる。運航を委託されているHornblowerとEDCは、現在の定員150名から、来年には250名以上を収容可能な船を用意するという。来年は、さらに2つの航路の開通を予定している。

船上からマンハッタンのスカイラインを眺めて、プチ観光気分を味わうことができるNYCフェリー。次回訪れた際は、船の上からの眺めを楽しんでみてはいかがだろうか。

NYCフェリーでマンハッタンとブルックリンをプチ観光