ワクチン接種で大学授業料 無償のチャンス NY州

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ニューヨーク州のクオモ知事は26日、若者のワクチン接種を促進するため、州立及び私立大学の奨学金が抽選であたるインセンティブ・プログラム「ワクチン接種で未来を築く」を実施すると発表した

年齢は12歳から17歳で、7月7日までにファイザー製ワクチンを受けた学生が対象。

当選数は合計50名で、授業料のほか、寮や書籍、交通費などを支給する。クオモ氏は「人生を変える可能性のある機会を提供する」と述べ、早期にワクチンを受けるよう呼びかけた。
なお費用は、政府からの新型コロナ救済法およびアウトリーチ基金によってまかなうとしている。

ニューヨーク州では12日より、ファイザー製のワクチンに関して、12歳から15歳に接種の対象を拡大した。接種時期に関わらず、全ての人がインセンティブの対象となる。

なおクオモ氏は先日、ワクチン接種者に最高賞金額500万ドル(約5.5億円)が当たるプログラム「ワクチン&スクラッチ」を実施すると発表している。

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州保健局の発表によると、18歳以上でワクチン接種が完了したのは55.5%となった。25日の新規感染者数は936人で、検査陽性率は0.70%だった。