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NY州、フロリダなど感染者拡大州からの訪問者に隔離義務付け。違反者には罰金も

ニューヨーク州のクオモ知事は24日、新型コロナウイルスの感染者が多い州からの訪問者に対し、14日間の隔離を命じると発表した。渡航勧告はニュージャージー州、コネチカット州と共に、同日深夜から実施する。違反者には2,000ドル、最高で1万ドルの罰金が科される。

対象となるのは、7日間平均で10万人あたりの陽性患者が10人以上または、検査の陽性率が10%以上の州。現在フロリダ州やテキサス州、アリゾナ州、アラバマ州、アーカンソー州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、ユタ州の8州が該当する。

トライステートエリア在住者で、これらの州を訪問した人も隔離対象となる。トレーニングのためにフロリダ州からニューヨークに移動したメッツやヤンキースの選手は対象外とした。

初回の違反は2,000ドル、2回目は5,000ドル、最高で1万ドルの罰金が科される。規制は象徴的な意味合いが強く、遵守に関しては個人に任せられると述べた。
ソーシャルメディアや空港、高速道路、駅でPRキャンペーンを実施するほか、ホテルなどにも該当エリアからの旅行者に関して、隔離規定の通達を行う。

ニューヨークタイムズによると、フロリダ州では過去5日間で約2万人の陽性が確認された。一方、検査数がはるかに多いニューヨーク州では、同時期の陽性は3,200人だった。

クオモ氏は「我々は非常に現実的な問題を抱えている。ニューヨーク州は最も感染率が低いが、多くの州では新型コロナの感染が拡大している。」と述べた。「我々はすべての州の感染率を把握している。それがここで発生しないようにしなければならない。そして、私たちが成し遂げた驚異的な進歩を消し去ることがないようにしたい。」と語った。

ニューヨーク州で感染が急拡大した3月末、フロリダ州やテキサス州はニューヨーク州やニュージャージ州からの訪問者に隔離を義務付けていた。

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