NY病院、86歳の女性が突き飛ばされ死亡。ソーシャルディスタンスでトラブル

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28日午後、ブルックリンの病院で、ソーシャル・ディスタンス(他人と一定の距離を保つ社会的距離)を守っていないという理由で、老人が突き飛ばされ、死亡する事件があった。

死亡したのは、ジェイニー・マーシャル(Janie Marshall)さん、86歳。ニューヨーク・デイリーニュースによると、マーシャルさんは、腸閉塞のためベッドフォード・スタイベサントの病院NYC Health and Hospitals/Woodhullを訪れていた。32歳の女性が、マーシャルさんに、ソーシャル・ディスタンスを守っていないと罵倒し、突き飛ばした。転んで床に頭をぶつけたマーシャルさんは、意識を失ったという。午後5時半すぎ、CTスキャンで検査待ちの間に、マーシャルさんは死亡した。

病院警察は、女性に対し、風紀紊乱行為で召喚状を発行した後、解放したという。ニューヨーク・デイリーニュースは、女性の名はCassandra Lundyで、薬物所持や暴行、不法侵入、絞殺などで過去に17回の逮捕歴があると報じている。

ニューヨークポストは、同病院が、マーシャルさんの死亡から5時間、警察に通報していなかったと報じた。事情を知る人物は、新型コロナウイルスの患者の対応に手をとられ、警察への通報が遅れたと語っている。