ニューヨーク州のクオモ知事は20日、空港にポップアップのワクチン接種会場を設けると発表した。1回で接種が完了するジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンを使用し、予約なしで受け付ける。
州保健局は今月半ば、ニューヨーク市の地下鉄構内にポップアップの接種会場を開設した。同プログラムの成功を受け、空港にも設置することとなった。
クオモ氏は「旅行者や空港に勤務する人で、接種を受ける必要がある場合は、ウイルスを打ち負かすために利用するよう」呼び掛けた。今後多くの州や国で、訪問者のアクセスを許可するために、接種済みの証明書が必要になるだろうと語っている。
会場は24日から28日の間、以下の空港に設ける。
- JFK国際空港
- ラガーディア空港
- ウエストチェスター郡空港
- アルバニー国際空港
- シラキュースハンコック国際空港
- グレーターロチェスター国際空港
- バッファローナイアガラ国際空港
ニューヨーク州ではこれまで、約2000万人の住民のうち43%がワクチンの接種を完了した。全国平均の37.8%を上回っているが、接種のペースは鈍化している。
過去14日間の1日あたりの平均接種回数は12万3806回だった。4月12日の時点では21万6040で43%減少した。
Vaccination Update:
— Andrew Cuomo (@NYGovCuomo) May 20, 2021
62.7% of adult New Yorkers have received at least one vaccine dose and 53.5% have completed their vaccine series.
-170,343 doses were administered over past 24 hours
-18,025,115 doses administered to date pic.twitter.com/WdQXa7BRt8
クオモ氏は同日、接種を促すため、最高賞金額500万ドル(約5.5億円)が当たるクラッチチケットを提供するプログラム「ワクチン&スクラッチ」を実施すると発表。
期間は5月24日から28日で、ジャビッツセンターをはじめ、州が運営する接種会場10箇所で実施する。
ニューヨーク地下鉄の接種会場では、7日間の地下鉄乗車券や、ロングアイランド鉄道の無料乗車券を提供した。