ニューヨーク州 下院で1議席失う 米国勢調査

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国勢調査局が発表した資料によると、ニューヨーク州に割り当てられる連邦議会下院の議席数が1議席減少し、26議席となることがわかった。

下院の435議席は、10年ごとに実施される国勢調査の結果をもとに割り当てられる。PIX11によると、追加で89人の回答が得られていれば、27議席の確保が可能だった。ニューヨーク州のどのエリアの議席が減るのか、明らかになっていない。

ニューヨーク市のデブラシオ市長は、パンデミックの最中にも関わらず、2020年の回答率が2010年と同等だったのは「本当に異例のこと」と語り、ニューヨーク市の議席が減らないことを願っていると話した。

なおニューヨーク州の人口は、2010年と比べて4.2%増加している。

国勢調査は議席数のほかに、毎年1.5兆ドル規模の連邦政府の補助金の配分の決定にも利用される。

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ニューヨーク州に加えて、カリフォルニア州とイリノイ州、ミシガン州、オハイオ州、ペンシルバニア州、ウエストバージニア州も各1議席を失うこととなった。カリフォルニア州が議席を失うのは、過去初めてだという。

一方、フロリダ州とコロラド州、モンタナ州、ノースカロライナ州、オレゴン州はそれぞれ1議席を増やし、テキサス州は新たに2議席を獲得することとなった。

ソースCensus Breau