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ニューヨークスポーツクラブ運営の親会社が経営破綻。ジム閉鎖で

東海岸を中心にジムを展開するタウン・スポーツ・インターナショナル(Town Sports International)が14日、デラウェア州で連邦破産法の適用の申請を行った。複数メディアが報じた。

同社は1973年にニューヨークで設立し、ニューヨークスポーツクラブ(New York Sports Club)のほか、ボストンスポーツクラブやフィラデルフィアスポーツクラブ、ルシル・ロバーツなど約200店のジムを経営している。

同社は声明で「廃業はしない」と述べ、申請は「負債を実質的に削減し、継続的な事業運営を支援するため、企業の資本構造の強化」を目的としたものだと発表している。会員数は約60万5000人で、店舗を閉鎖する計画はない。

裁判所に提出した書類によると、同社の負債額は5億ドルから10億ドル。同社は6月、手元資金を維持するために、7,000人を一時解雇し、家賃の支払いを停止した。

なおニューヨーク市では新型コロナウイルスの拡大に伴い、ジムは3月中旬に閉鎖が命じられた。先月24日に、定員を33%に制限することを条件に、再開が許可された。

パンデミック以降、ゴールドジム(Gold’s Gym)や24アワーフィットネス(24 Hour Fitness)が破産法の適用を申請した。

店舗閉鎖でジムが経営不振に陥る一方、自宅でのフィットネスサービスを提供するペロトン(Peloton)は売上を拡大している。
CNNによると、同社の第4四半期の売上は、172%増を記録。同社のオンラインクラスのサブスクリプション契約数は100万人を突破したと報じた。今年の株価は220%以上上昇している。

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